お茶の中でも抹茶は、葉っぱをそのまま乾燥させて、それを細かくしたものなので、茶葉の持つ栄養をそのまま取り入れられます。たとえば、美白や美肌に有効なビタミンCをはじめ、テアニンというリラックス効果のある成分、腸のお掃除をしてくれるサポニン、アンチエイジング効果のあるエピガロカテキンガレートのほか、肝臓の脂肪代謝機能を高め、脂質の吸収を防いで体脂肪・内臓脂肪を減らす効果のあるカテキンが含まれています。抗菌作用があるので口臭予防、虫歯予防にもなるほか、腸内のビフィズス菌の増殖を助け腸内環境を整えて便秘の解消にもなるそう。
上手に泡立てて、気軽に楽しもうそんな素敵な効果満載の抹茶。作法も難しそうですが、茶筅があればどこでもいつでも気軽にたてられます。「抹茶だから抹茶茶碗でないといけないということはなく、カフェオレボウルを使ってもいいですね」と満木さん。
抹茶の苦味を敬遠する人もいますが、抹茶をたてる際、上手に泡立てることで、苦味の原因であるサポニンが分離され、マイルドでおいしい味わいになります。
<おいしい抹茶の点て方>
●用意するもの
・お茶を点てる茶碗(カフェオレボウルでもOK)
・茶筅
・抹茶
・お湯
●点て方
茶碗をお湯で温める。このときに茶筅をお湯につけてほぐす。
茶碗が温まったら、茶碗の中の湯を捨てて、水分を拭き取る。
抹茶を小さじすりきり1杯茶碗に入れる(目安は2g程度)。
お湯(茶碗の半分より少な目くらい)を茶碗をななめにして入れる。
茶筅で抹茶とお湯がなじむようにまぜる。
泡立ちがクリーミーになったら完成
●ポイント
・まぜる際は、空いている手で茶碗の淵を押さえ、利き手の手首をぶらぶらさせるように泡立てます。力はいれなくても大丈夫。
【重要】抹茶はあらかじめ茶漉しで漉しておくとダマになりにくくきれいにたちます。
1日3杯の抹茶で、ダイエット効果も1日に200mg以上カテキンを摂取すると、ダイエット効果が現れやすそうです。抹茶なら2g(小さじ1杯)以上に相当するので、1日3杯くらい飲むのがよいそう。食物繊維も豊富で、抹茶一杯(2g)で0.8g摂取できます。
「何気なく飲んでいるものを抹茶に変えるといいことあるかも」と満木さん。日本茶アンバサダー協会は、朝活として、7時半から原宿のカフェで抹茶の点て方レッスンも行っています。あなたも、身体にうれしい抹茶ライフを実践してみては。