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ビルやマンションも菜園に! ロサンゼルスで野菜つくりをプロデュースする会社

2012/09/25 13:00 投稿

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都会でロハスな暮らしを心がけていても、手に入る野菜の産地や流通経路が心配……。皆さんは、スーパーに並んだ野菜を手に取りながら、そんなことを考えたりはしませんか?

自分が食べる野菜を、都会にいながら自分の目の届くところで育てられたらどんなにいいでしょう。そうはいっても、家庭菜園はメンテナンスが大変そうだし、野菜がきちんと育つかもわからないというのが現実。私もかつて、ミニトマトを植えて実らせることができなかったり、バジルを植えて刈り取るタイミングがわからず結局枯らせてしまった、なんて苦い経験があります。

そんな私でも、誰かがちょっと手伝ってくれれば自宅で野菜を育てることができるのではないでしょうか? 


海の向こうのアメリカでは、そうした園芸の才能のない人でも都会の狭い土地で家庭菜園がもてるよう、土壌作りから害虫駆除など日常のケアを請け負ってくれる企業があって、話題になっているのだそうです。

米ロサンゼルスにあるファームスケープ社は 2009年の創設以来、約250カ所で都会の菜園作りを手伝ってきたそうです。依頼者は、子どもの環境教育のためとか、出自にこだわった作物を自ら手がけたいという有名レストランのシェフなど、大都市ならではのニーズ。

そう、都会生まれにとって一番の贅沢は、畑から取れたばかりの「泥のついた野菜」なのです。とはいえ、アメリカだから家庭菜園も広いんでしょう? と思いますが、最も小さいもので5平方メートルなのだそう。これならビルの屋上や、ベランダでもできそうですよね。

ただ、初期投資はこのサイズで2700ドル(約216,000円)、管理費も週平均で約63ドル(約5,000円)かかるというから、やはり懐具合を考えちゃいますね。でもはやり、都会育ちとしてはお味噌汁の具を庭先からもいでくるとか、とれたてのトマトをかじる、なんていうことをしてみたいのです。

また、これからは農地のない都会に暮らそうとも、食の安全性を確保するためには、自給自足も考えなくてはならないのかもしれません。日本でもこのファームスケープ社にならって、都会人のための「畑」管理会社をどこかの企業が立ち上げてくれたらいいですね。

[ファームスケープ社]

text by 松田朝子
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旅行作家・トラベルジャーナリスト。日本旅行作家協会所属。旅と女性のよりよい関係を追求することから、国内外のアンチエイジング、ビューティーなどを研究。女性旅行作家たちのサイト「女性の旅研究会」管理人。著作「旅先だとどうして彼は不機嫌になるの」(自由国民社刊)

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