「パンを冷蔵庫に入れるのはNG」という話はよく聞きますが、その理由はパンが一番劣化しやすい温度が5℃だからです。これから梅雨や猛暑日もやってくるのに、冷蔵庫以外でどう保存すればいいのだろうと悩んでいたところ、ステキなアイデアを見つけました。 麻布で焼きたてパンの湿気も乾燥も防ぐ

パンのイーストや酵母の活動をさえぎらないためには、麻100%の布で保存するのが最適なんです。その理由は、麻布は通気性が良く、焼きたてのパンの熱気を程よく逃がし湿気でグッタリしてしまうことを防いでくれるから。さらに布でくるむので乾燥してバサバサになることも防ぎます。つまり香ばしい食感を損なうことがなく、保存できるんです。

風呂敷のように麻布を広げ、なかにパンを包んで保存。風呂敷の持ち手部分をひっかけてぶら下げておけば、底の部分も通気がよくなり焼きたて食感を保てそうです。

天才フレンチシェフも注文したブレッドバスケット

さらに、ほんわりと焼きたてのようなあたたかいパンが食べたいという人におすすめなのが、2重構造になった麻袋にサクランボの種を詰めた、C.Quoi(セクォア)の『203 Bread Basket』です。麻袋そのものをレンジにかけて温めてからパンをそのなかに収めると、サクランボの種の熱でパンをおだやかに保温してくれます。なんとこのバスケットは、史上最年少で3つ星を獲得した天才フレンチシェフ、アラン・デュカス氏が自身のレストランのために特別注文をかけたほどの逸品なのだとか。こちらから購入可能です。

203 Bread Basket / L 15,120円 S 10,260円(ともに税込)

インテリアにもなるブレッドバスケット

ほかにもフォルムがステキなMolfoのブレッドバスケット『Spica(スピカ)』も便利そうです。こちらは麻布のなかでも最も地球環境負担が少なく、抗菌性・消臭性に優れた上質なヘンプ100%使用。内部にあるポケットに電子レンジで加熱した穀物(緑豆)のピローを入れると、食事中の卓上でパンを温かく保つことができます。すべてハンドメイドで「麦の穂」のようなモチーフをつくりだし、インテリアとしてもオシャレで清楚なたたずまいです。こちらから購入可能です。

Spica ヘンプブレッドバスケット / L 18,000円 M 16,200円(ともに税抜)

このように麻布はアパレル素材として夏に大活躍するだけでなく、パンの美味しさを長持ちさせてくれる嬉しい素材でもありました。

[byTRICO【バイトリコ】デザイン,MOLFO,Marie Catherine]

bread via shutterstock

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