一度は訪れたい憧れの島のひとつに、ジープ島をあげる人もきっと少なくないと思います。ジープ島は太平洋、トラック環礁にぽっかり浮かぶ小さな島。わずか3分で1周できてしまうほどの大きさで、ヤシの木が13本と2匹の犬、あとはやどかりたちがいるくらいの小さな小さな島です。

もともとは無人島でしたが、この島を愛する日本人によってコテージが建てられ、2000年ころからゲストを招き入れるようになりました。

島のまわりを野生のイルカが回遊

コテージから数歩で熱帯魚と珊瑚が戯れる宝石のような海があり、島のまわりを野生のイルカたちが回遊します。夕暮れ時には360度のパノラマサンセットで島全体が夕陽色に染まり、スコールのあとには大きな虹が島を囲む「虹がかかる島」としても知られています。

キラキラ輝く、奇跡の島をとらえた写真

そんなジープ島を、カメラマンむらいさち氏が捉えた写真集が「きせきのしま」(小学館SJムック)。

パステルトーンのやさしい光が特徴のむらいさんの写真で見るジープ島は、のびやかな自然のエネルギーと営みに満ちあふれ、ページをめくるごとにキラキラと輝きます。やわらかな微笑みをまとった女神のような姿で旅人を呼ぶジープ島。まさに「奇跡の島」そのものだと教えてくれます。

いつか、楽園へ。そんな旅人の夢を後押ししてくれる1冊。「きせきのしま」に呼ばれているかも!?と感じる人は、ぜひ手にとってみてほしい写真集です。

[きせきのしま]

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