「ぺガン(Pegan)」と呼ばれる最新ダイエット方法が、いまアメリカでさまざまなメディアに取り上げられ、注目を浴びています。
ビーガン×原始人ダイエットのコンボぺガンとは「ビーガン」と「原始人(パレオ)ダイエット」を組みあわせたダイエット法。それぞれの良い部分をくっつけた理想的なダイエットだといわれ、欧米で人気を呼んでいます。
提唱するのは「10日間デトックスダイエット」や「超代謝ダイエット」の著書でおなじみのマーク・ハイマン医学博士。インターネットサイト「Red Book」によると、このダイエットの利点は、まずコレステロール値を低下させ体重ダウンが期待できることだといいます。
そもそもビーガンとは、乳製品含む動物性食品を一切とらないことで、物性脂肪の摂り過ぎからくる現代病を防ぎ、ダイエットにも効果的と言われています。環境問題に関心を寄せる人や、政治的・宗教的な理由からビーガンになる人も。
一方、「原始人(パレオ)ダイエット」とは、乳製品はもちろん、精製された砂糖、冷凍食品・加工食品等、穀物・豆類はタブー。肉・魚・野菜・フルーツ・卵・ナッツ類は食べても良いというもの。
では、それらふたつをミックスした「ペガンダイエット」とはどのようなものでしょうか。
ぺガンダイエット10の法則
ペガンダイエットには、10個のルールがあります。
ぺガンダイエットの疑問点1、GI値が低いものを摂る
2、野菜をたくさん食べる。食事の50〜75%
3、正しい油を摂る。(キャノーラ、ひまわり、コーン、大豆油などオメガ脂肪酸6を含むサラダ油を控え、オメガ脂肪酸3を含むオイルをとるようにする。オリーブオイル、ナッツ類やアボカド、ココナッツと少量の動物脂肪酸をとる)
4、食事のうち肉類の割合は少なく。食事内容の25%程度
5、牧草飼育(グラスフェッド)の肉や環境に配慮して養殖された魚をチョイス
6、乳製品を避ける。ヤギ・羊のミルクをたしなむ程度にする
7、穀物類・粉類はグルテン・フリーのものに
8、豆類を制限。1日1カップまで
9、糖分を極力控える。メープルシロップ・蜂蜜・ココナッツシュガーで代用
10、オーガニック食品をとる
(「Red Book」より引用)
難しいところは、「何を食べてよくて何がダメなのか」が細かすぎてしまい、毎日の食事内容がモノトーン化してしまう可能性があることです。
ハイマン医師のホームページでは、各自の知識・食品の好き・嫌いを組みあわせ、ペガンダイエットの掟を守りながらも独自の食事内容をつくることが大事だと説いています。
レシピなどを工夫するよさそう。まずは加工食品を止めて生鮮食品を摂るなど、簡単なところからはじめてみても良いですね。
[Red Book]
photo by Thinkstock/Getty Images
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