ボードワン・ムアンダ[バコンゴの「サプール」], 2008 (c) Baudouin Mouanda
ゴールデンウィークももうすぐ。予定はもう決めましたか? まだの方におすすめしたいのが、京都へのショートトリップです。この春、京都でしか味わえないとびきりのアート体験が待っています。
京都の街と写真が一体化するイベントヨシダ キミコ [絵画(パオロ・ウッチェロ画サン・ロマーノの戦いよりーミケレット・ダ・コティニョーラの援軍)]、セルフポートレート、2010 (c) Kimiko Yoshida
4月18日(土)からスタートする「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は京都を舞台に開催される日本でも数少ない国際的な写真祭。京都で開催される写真展とあって、お寺や京都市指定有形文化財に指定されている京町屋といった趣のある歴史的建造物や京都市役所前に出現する坂茂デザイン紙管パビリオンで展開されるなど、展示場所もユニーク。
京都の街、15箇所を舞台に、計9カ国14組の作家が参加する写真フェスティバルです。
フォスコ・マライーニ [海女の島]より、日本、1954 (c) 2015 MCL - Vieusseux - Alinari
今年のテーマは、「TRIBE: あなたはどこにいるのか?」。血や地域といった先天的なつながりだけではなく、世界の先住民文化やその歴史、現代ポップカルチャーまで、さまざまな視点からなる人間の集まりを表現しています。
また、参加アーティストによるトークショーや、ワークショップ、また子どもたちが写真表現を学べるキッズプログラムなど、さまざまなプログラムもラインナップ。京都の街の中に写真芸術が溶け込み、一体となるイベント。いつもの京都の風景も変わって見えそうです。
京都で現代アートを堪能する京都では初めてとなる大規模な現代芸術の国際展「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」も5月10日まで開催中。
こちらは、京都市美術館の全館と京都府京都文化博物館をメイン会場に、約40組のアーティストの作品が展示されています。参加作家のほとんどを京都に招聘して、京都と関わりのある作品に挑戦してもらったとあって、京都でしか存在しない作品に出会えます。
さらに、4月24日(金)より26日(日)まで、京都文化博物館と、ちおん舎では「超京都 artkyoto 2015」というアートフェアも行われます。
国内主要ギャラリー24店が作品を展示販売するだけではなく、美術、工芸専門の出版社・書店なども参加。たくさんの作品を実際に見ながら、ゆっくりと、品定めできます。
いつも以上にアートに溢れる春の京都。街を散策しながらたくさんのインスピレーションを受けることで、充実した休日を過ごせそうです。
会期:2015年4月18日(土)~5月10日(日)
会期:2015年3月7日(土)~5月10日(日)休場日:月曜日(ただし、3/9、5/4は開場。京都府京都文化博物館のみ4/27は開場)
会場:京都市美術館、京都府京都文化博物館、京都芸術センター、堀川団地(上長者町棟)、鴨川デルタ(出町柳)、河原町塩小路周辺、大垣書店烏丸三条店
会期:4月24日(金)16:30~19:30、4月25日(土)10:00~19:30、4月26日(日)10:00~17:00
会場=「art kyoto」「library kyoto」:京都文化博物館5階ミュージアムギャラリー (中京区三条通高倉)、「超京都」:ちおん舎 (中京区三条通衣棚上る)