忙しい毎日の食生活では避けることのできない「食品添加物」。平均的な日本人の食生活では、1日に10グラム以上、1年間ではなんと4キロ近くもの食品添加物を摂取していると言われています。
なかでも、アメリカでいちばん有名なのが「MSG(グルタミン酸ナトリウム)」と呼ばれる添加物。MSGを大量に摂取すると、頭痛や体の痺れなどを引き起こすと言われ、アメリカ人に多い「偏頭痛」の原因のひとつだと考えられています。また、中華料理に含まれていることが多い添加物なので、アメリカの大手チャイニーズフードチェーン店の中には「NO MSG」を売りにしているところもあるほど。
じつはこの「MSG」、日本でも「うまみ調味料」や「アミノ酸等」という名前で、多くの加工食品に使用されています。あまりにも多くの食品に含まれているので、食品添加物をまったく摂らないようにすることは、私たちの忙しい生活の中ではなかなか難しいことです。
そこで、少しでも食品中に含まれる添加物を減らす調理法をいくつかご紹介します。
●添加物を減らす調理法
<アクを取る>
アクを取ることで、油分と一緒に添加物や有害物質なども取り除くことができます。
<水にさらす>
野菜や果物を水にひたして、水溶性のアクを除去します。5~6分ほどでOK。
<油抜き>
油で揚げた食材に熱湯をかけ、油分を取り除きます。酸化した油から出る有害物質や、酸化防止剤などの添加物を減らすことができます。
<湯通し>
肉や魚介、麺類などの食材を熱湯に通すことで、環境ホルモンや、麺類に使われているかんすい等の添加物を減らすことができます。
<背わた・腹わたを取る>
魚介の背わたや腹わたには環境汚染物質が溜まりやすいので、取り除いてから食べましょう。
また、塩や酢で食材の水分をぬいたり、味噌や酒粕などに食材を漬け込むことで有害物質を減少させることもできます。どれも簡単にできる方法ばかりですので、食材選びだけでなく、調理法にも気をつけたいですね。
また、その他の調理法はこちらのサイトに詳しく紹介されているので、ぜひ参考になさってください。
[危ない食品添加物を解毒する方法,ハム、ベーコンなどの食品添加物を家庭で解毒]
photo by Thinkstock/Getty Images
text by 石川裕子
ハワイ島で写真教室・ウェディングや記念写真を撮影するフォト・エージェンシー「三日月カメラ」代表。大手新聞社にて報道カメラマンとして勤務後、ハワイ島へ。ハワイ州マッサージ・セラピストライセンスを持ち、レイキも施す「揉んで癒せる」スピリチュアル系フォトグラファー。猫とウクレレをこよなく愛し、夜な夜なサザンを弾き語っています。
http://mikazukicamera.com
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