洋服や靴などに興味がなくなってくると、今度はうつわに興味がわいてきました。欲望はつきないものですね。でも、うつわのいいところは、自分だけでなく、いっしょに食卓を囲むひともちょっと気分が良くなる可能性を秘めていること。そして、大切に扱えば一生使えること、もし割れたり欠けたりしても金継ぎで新しく生まれ変われること、だなあと思っています。
そうはいっても、物は増やしたくないなあという思いもあります。必要最低限のもので暮らしたいのです。実際、持っているうつわはそんなに多くなく、すべてのうつわを思い浮かべられる程度の量です。そんなわけで、うつわを買うのは、日々料理をうつわに盛るときに、あったらいいなと思っている色や形やサイズのものに出会ったとき。そんなうつわであれば、出番も豊富です。
ちなみに日常で使うカトラリーはすべて木製です。口当たりがやさしく、あつあつのスープなども木のスプーンだと熱さがやわらぎます。
この連載で登場している器のほとんどは、こちらのどれかで購入したものです。
・茅ケ崎市の障がい者の作業所/地元のイベントなどに出店しています
・utsuwa-shoken onari NEAR/鎌倉
・mist∞/吉祥寺
・宮崎和佳子さんのうつわ/湘南エリアのギャラリーなどで個展を開かれています。
庭で育てていたカリフラワー。葉っぱを鳥に食べられてしまい、収穫は難しいかなあと思っていましたが、気づくとつぼみができていました。収穫が遅れて、花が咲きかけてしまいましたが、さっそくいただきました。
カリフラワーのつぼみの部分は、そのままを味わいたいのでオリーブオイルで炒めて塩こしょうでシンプルに。葉は油で炒めて、途中で水を足して炒め蒸しにし、お醤油を加えて水分が飛ぶまで炒めました。出汁をとった後の昆布が余っていたので細く切って一緒に。
そのほかは、さつまいもの赤だし、四分搗きのお米と雑穀のごはん、大根の皮のぬか漬けです。