こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
誰の中にでもある「今までの人生とは、まったく別の新しい人生を歩んでいきたい!」という変身願望。よく言われる方法としては、新しいメイクやファッション、あるいは転職などを通して「実現したい私」を外側から変えていくことがありますが、多くの女性がもっと本質的な「まったく違う自分として生きる」ということを望んでいます。
お姫様のようにキラキラと輝いた女性になりたい。あの人のようになりたい。そんな風に願いながらも「でもそんな理想の自分は今までの自分と違うから」「他人から見る私はそんな理想とはほど遠いから......」など、足踏みをしてしまっている方もとても多いのです。
そんなとき、人生を劇的に変える方法があります。
それは「今この瞬間、自分の手で、新しい自分を創り出す」ということ。
●「今までの自分を変える」のではなく「新しい自分を創る」私たちが新しい自分に変わりきれないのは、過去の記憶や、これまでの人間関係の影響力が強すぎるために、どうしてもそちらに引っ張られてしまうということが起きているんですね。
そんなときは、自分を変えようとするのではなく「新しい自分のペルソナ(側面)」を創り、その自分を生きてあげたほうがずっと早いのです。
ペルソナとは仮面のこと。
まるでお面を付け替えるように、自分自身の新しい面をクローズアップし、その自分として女優のように振る舞ってみるのです。
「創った自分なんて、どうせ嘘の自分なんでしょ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、そうではないのです。
●「ペルソナ」とは、すでにある自分の側面を強めることなぜなら、もともと私たちは、自分のさまざまな面を多用しながら日常生活を生きているんですね。
例えば、しっかりしている自分。反対に、だらしなくて面倒くさがりな自分。あるいは、けなげで素直な自分など。
「たったひとつの側面」で生きている人は少なく、人は必ず「自分が持つあらゆる側面=人格」を使い分けながら生きています。
あるクライアントさんには、自分が持っている才能や資質を整理してもらいながら「今までの自分」ではなく「新しい可愛らしい女性としての自分」をイメージし、それを許可してもらいました。
もともと彼女の中には、少女のような感性や、可愛いものに惹かれる気持ち、純粋な優しさ、無条件に人に対して愛を注げることなど、女性らしい側面があったのです。しかし、彼女は両親から「しっかりしなさい」と育てられたことで、「しっかりした私」としてしか生きられなくなってしまったんですね。
けれど「女性らしい人格を持った自分として生きること」をありありとイメージし、許可しただけで、その新しい自分を演じる=生きることができるようになったのです。
●あなたの中の「理想の自分の側面」を伸ばそう多くの人が、自分を新しく創ることを諦め、過去の人間関係や記憶に引きずられ、価値観を押しつけられた自分のまま、過去の延長線上で、今を生きようとしています。
けれども、自分の中にもともと存在している特性にフォーカスし、その特性を強めた「新しい自分の人格」を創り出すことで、簡単に新しい自分として生きることができるんですね。
あなたには、あなた自身が気に入っているどんな側面がありますか? そして、その側面だけにフォーカスして生きたとしたら、どんなに活き活きと生きられるでしょうか?
優しさ、力強さ、凜とした気高さ......なんでもいいのです。例えば「凜とした私」として生きているあなたは、どんな服装をして、どんな仕事につき、どんなふうに人と接し、どんなことをしながら生きているでしょうか? 違う仕事に就いているかもしれませんし、もっとはっきりと人に対して接しているかもしれません。
ここで想像できるあなたが、理想のあなた自身であり、あなたの新しいペルソナです。
決して過去の自分を引きずる必要はありません。これから新しい自分となって生きるためには、本当になりたい、本当に表現したい自分自身を創り、その自分を堂々と生きてあげてくださいね。
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