最近は、新鮮な野菜の宅配サービスを利用している方も多いのではないでしょうか?
色とりどりの野菜がたくさん入った包みが届くと、自然とテンションも上がります。そんなわくわくする気持ちを、料理の前にもう一度感じられるおすすめの方法があります。
見て食べて、楽しい「ベジブーケ」『野菜で作る はじめての「ベジブーケ」レシピ』(小山美千代著/宝島社刊)は、野菜やフルーツで作った「食べられる花束=ベジブーケ」を紹介した一冊。ベジブーケとは、ピーマンの緑、トマトの赤、カブの白など、野菜本来の鮮やかな色や姿を生かし、ブーケとして楽しむアートで、鑑賞した後には、きちんとまるごとおいしくいただきます。
用意する道具から、竹串やワイヤーなどを使って花の茎部分を作る方法まで、わかりやすく丁寧に解説。まずは、スーパーで買える野菜で作るプチベジブーケからスタートできるのもうれしいポイントです。
プレゼントにぴったり!お友だちの誕生日のお祝いやパーティーにお呼ばれした際に持っていくのもおすすめ。花束ではなくベジブーケを持って行けば、注目されること間違いなしです。
例えば、これからのシーズンにぴったりの「春のプランターブーケ」は、グリーンリーフとイタリアンパセリの緑色がミニトマトの赤とラディッシュのピンクを引き立てる、なんとも春らしいブーケです。
「春のプランターブーケ」
また、もうすぐやってくる「こどもの日」にむけたユニークなベジブーケの作り方も掲載されています。
剣のようにスラっとしたシルエットは元気な男の子のチャンバラをイメージ。乾燥トウモロコシは実をほぐして火にかければポップコーンになるなど、子どもたちが喜ぶこと請け合いです。
「こどもの日」
そのほかにも「パプリカと根菜のビタミンブーケ」は、緑にオレンジの明るいビタミンカラーが印象的。
「パプリカと根菜のビタミンブーケ」
お部屋がパッと明るく、元気になります。
「ユズコショウのコサージュ」は、胸ポケットにさしたらとてもユニーク。季節感を取り入れたオリジナルのコサージュをつくって、パーティなどにつけていくのもよさそうです。
「ユズコショウのコサージュ」
四季折々の野菜を目でも楽しむことができるベジブーケ。本をめくりながら、普段なにげなく口にしている野菜の別の表情を見たような気がして、野菜そのものにも改めて興味がわきました。
ベジブーケのある食卓には笑顔が増えそう。また、ブーケの野菜をおいしくいただきたくて、自然と料理の腕も上がりそうです。この春は、おいしくて楽しいベジブーケにチャレンジしてはいかがでしょう。