TIMEによると、ココナッツオイルをたらして炊いたお米を冷蔵庫で冷やすと、そのカロリーが60%カットされることが分かったそうです。
お米は可消化でんぷんと抵抗性でんぷんでできています。人間は抵抗性でんぷんを消化できません。このため抵抗性でんぷんは可消化でんぷんのように糖質に変わらず、血流に吸収されることがありません。抵抗性でんぷんを多く持つ食品ほど体が吸収するでんぷんのカロリーが少なくなります。
(TIMEより引用)
白米のカロリーを下げる鍵は、この抵抗性でんぷんを増やすことにあるようです。
沸騰したお湯に小さじ1杯のココナッツオイルをたらし、カップ半分の白米を加えて約40分火にかけます。その後12時間冷蔵庫で冷やします。
この方法で炊かれた米は通常の方法で炊かれた米の10倍の抵抗性でんぷんを含んでおり、カロリーは50−60%低くなります、と研究者は言います。
(TIMEより引用)
もともと炊きたてのあたたかいお米よりも冷えたお米の方が消化しにくいという性質があるそうですが、ココナッツオイルを加えることによりバリアができて、体内で急激に消化されることを防いでくれるのだそうです。
ご飯が善玉菌のえさにもなるこの炊き方による効果はカロリーカットだけではありません。
米を抵抗性でんぷんにすることはカロリーをカットする以外にも恩恵があります。善玉菌のえさにもなってくれるのです。
(TIMEより引用)
と良いことづくしなのです。さらに一度この方法で調理すればその後温めなおしても抵抗性でんぷんのレベルは変わらないというのも嬉しいです。
多めに炊いたお米を冷蔵して、次の日のランチのお弁当やおにぎりに使用するという方も多いかもしれません。そんな時はココナッツオイルをたして、12時間冷やすことを頭に入れておくとよさそうです。
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