NYもやっと暖かくなり、とうとう春が来たかと思っていたら、先週、ちょうど春分の日にまた大雪が降って、気温がなんとマイナス8℃まで下がったので驚きました。ティンカーベルが好きな娘は、雪で埋もれてしまったヒヤシンスの芽を気の毒そうに見つめ「妖精が氷のカレンダーを見間違えたの?」と真剣な顔で聞いてきます。
でも今日の午後、急に外からザーッと音が聞こえたので窓を覗くと、まるで夏のような にわか雨が。ほんの10分程で雨はピタリと止み、ちょうど娘を学校に迎えに行く時間だったので外へ出ると、なんとも心地よい優しい春風が吹いてきたのでした。
娘をピックアップして近くのスーパーの前を通ると、春にしか出回らないスイセンの花のブーケやヒヤシンス、チューリップが溢れんばかりに並んでいます。どうやら本格的に春がやってきたようです!
ところで、このところスーパーを覗くと新商品が並んでることが多いのですが、何気に見ていると今年流行りそうなものがチラホラと目に入ります。去年に引き続き人気でどんどん進化しているのが、ココナッツオイル。瓶に入ったオーガニック・ヴァージン・ココナッツオイルのほかにも、レモンハーブ風味で低温でも固まらないタイプのものや、スプレー式のもの、使いやすいようにキャノーラオイルとブレンドされたものなど、かなり種類が豊富になってきました。オイルではありませんが、ココナッツフラワーという、ココナッツで出来た小麦粉の代用品まで登場して、ビックリです。
そして、もうひとつ人気なのは「KOMBUCHA」です。コンブチャは昆布茶ではなくて、昭和50年代頃に日本でも流行ったこともある「紅茶キノコ」のことで、ロシアで伝統的に飲まれている発酵飲料のことです。酵素や乳酸菌、ポリフェノール、アミノ酸、プロバイオティクスなどが含まれていて、とてもヘルシーな飲み物でアメリカではこの数年人気ですが、また今年も色々なフレイバーのコンブチャが発売されたり、最近はなんとコンブチャ専門のバーまで出来て、マイボトルを買うとレフィルしてくれたりなど、量り売りもあるほど人気になっています。去年の夏は、スロージューサーが置いてあるジュース・バーや、ロー・ココナッツ・ウォーターが人気でしたが、今年は片手にコンブチャのマイボトルを持って歩く人が増えるかもしれません。
メイド・イン・ブルックリンのブランド「Mombucha」
アメリカのバーモントにあるコンブチャのベンダー「Acua Vitea」
それにしてもアメリカは健康食品の流行がほんとにハッキリしているなぁと、しみじみ驚きます。日本でも昔流行ったので、また本格的にブームがくるかもしれませんね!