昨日、娘を幼稚園に連れて行ったら、クラスの廊下の壁に面白そうなものが貼られていました。よく見ると、それは私の好きなミュージシャン、ウッディ・ガスリーの写真で、そしてその下には彼の曲の歌詞までもが展示されています。
早速先生に尋ねると、今子供達は彼の歌を練習していて、今月末に学校で開催されるロック・コンサートで発表する予定だとの事。
娘が我が家では聴いていないファレルやケイティー・ペリーの歌をいつのまにか覚えていて、スラスラと歌ったりするので、笑ってしまう事があるのですが、まさか渋いウッディー・ガスリーまで習うとは驚きでした。
娘の学校は、幼稚園と小学校からなるNYのごく普通の公立校なのですが、日本の公立では考えられないような、ユニークなカリキュラムや催し物が多くて、興味深いです。
ちなみにウッディー・ガスリー(1912〜1967)はアメリカが生んだ最も偉大なソングライターのひとりで、ボブ・ディランやピート・シーガーなどアメリカのフォーク界に多大な影響を与えたMusician's Musicianです。
彼の代表的な曲『我が祖国』という曲は「アメリカの第二の国歌」と言われていて、また活動家としても評価が高く、ガスリーの切手が作られたりと国民的名誉を与えられたアーティストなので、子供のころから知る機会があるのは良い事だと思います。
日本の丁寧かつ真面目な教育にはきめ細やかさがあって良いなと感じる事が多いのですが、
アメリカのこういうアイディアやイベントには、日本にはないようなユーモアや自由さがあって魅力的だなと思います。
そして私が特別好きなのは、こういう催しのポスターのグラフィック・デザインが凝っていて、良く出来ているところ。こういう現代的なカルチャーやアートに対する意識は、アメリカならではです。
ロックコンサートで一生懸命にガスリーの歌を歌うであろう、我が娘の姿を観るのが今から待ちきれません!