一番よく使う油は、国産の菜種油。揚げ物や炒め物からお菓子作りまで、何にでも使えるオールマイティな油です。オリーブオイルは、香りを活かしたいのでドレッシングにしたりパンにつけたり。パスタに使う場合は、炒めるときには少なめにして、最後にひと回し。こちらも1年を通して使います。ごま油は寒い季節には使いますが、夏場は体を熱くしすぎるので控えめに。今はやりのココナッツオイルは、体を冷やす性質があるので夏限定です。オイルが常温で液体になっている季節にだけ使います。
また、亜麻仁油を1日にスプーン1杯とるのが数年来の習慣です。乾燥しがちな私の肌に内側からうるおいを与えてくれるのです。亜麻仁油は加熱をするとその栄養素が壊れてしまうため、そのまま飲むか、飲み物などに加えてとっています。
油を選ぶときの基準は、低温圧搾(コールドプレス)のものかどうか。低温圧搾の油には、果実や種子の栄養素やビタミンが壊されることなく残っているのです。とくに記載のない物は、高温で化学処理によって抽出した精製油がほとんど。体をつくるのに油はとても重要な役割を果たすので、ナチュラルで体にいいものを選びたいと思っています。
今日食べたもの:全粒粉のパン、ビーツとキヌアのサラダりんごの芯から起こした天然酵母を使ってパンを焼きました。酵母をつくるときは、りんごの芯を瓶にいれ、一度沸騰させて常温にした水をひたひたまで注ぎます。瓶の蓋を閉めて保存し、1週間〜10日くらいでできあがります。1日に1回蓋を開け、瓶を揺すって空気を入れてあげるのを忘れずに。蓋を開けて、ポンッ!シュワシュワ〜と炭酸になったら完成。そのまま飲んでもOKです。石臼引き全粒粉、塩、なたね油、りんご酵母をざっと混ぜて一晩寝かします。成形し、30分ほど置いたら250度のオーブンで10分。小さく成形すると、すぐ焼けるので朝にはぴったりです。
サラダには、こちらで紹介したスープで使ったビーツの葉っぱ部分を使いました。ビーツの葉っぱを適当な大きさに切って、オリーブオイルで軽く炒めます。ボウルに炊いたキヌアと一緒に入れ、オレンジジュースと麻の実油、ディルで和え、塩で味をととのえます。スプラウトと一緒に盛りつけてみました。