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ひと振りでお料理上手。スパイスを1種類だけ加える料理法

2015/02/03 23:00 投稿

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スパイスを上手に使った料理を作ってみたい、と思っても、カレーをはじめ、何種類ものスパイスを組み合わせる複雑な料理を思い浮かべると尻込みしてしまいます。何をどのくらい使えばいいのかわからないし、いくつものスパイスを買っても使いきれる気がしない......というのが正直なところです。

でも、難しいと思いこんでスパイスを敬遠するのはすごくもったいないこと。スパイスは醤油や味噌のように、それだけでくっきりと味を変えるものではありませんが、そのかわり、料理の風味を変え、何よりもちょっとした「体にいい効果」を加えてくれるからです。

1種類のスパイスを混ぜるだけの簡単料理

ここでご紹介するのは、たった1種類のスパイスを混ぜるだけの簡単料理です。

「spice cafe」のオーナー伊藤一城氏が書いた『spice cafeのスパイス料理』(アノニマ・スタジオ)には、1種類のスパイスを加えるだけで、料理の味も見た目も、そして体に良い効果も加わることが紹介されています。

たとえばクミンには次のような効果が。

日本人が最もカレーをイメージする香り、それがクミンです。消化吸収を促進して、胃の働きをよくする効果があります。

(『spice cafeのスパイス料理』P8より引用)

またカルダモンには以下のような使い方も。

僕がホームステイしたインドの家のマダムは乗り物酔い対策として、カバンにカルダモンを常備していました。一粒かじると気分が爽やかになり、口臭予防にもなります。

(『spice cafeのスパイス料理』P22より引用)

ほかにもガラムマサラ、サフラン、ターメリック、カイエンペッパーなど、スパイスはたくさんあります。どれにしようか迷ったら、眼を閉じて香りでえらぶといいそう。スパイスは食感も見た目も違いますが、料理に用いるときになによりも重要になるのは香りだからだそうです。

漢方薬のような香りのクローブ、甘い香りのフェンネル、柑橘系の香りがするコリアンダー、すっきりとしたシナモンなど、個性はさまざまです。そのなかから興味のあるスパイスをひとつ選ぶことができたら、それが肉に合うのか、魚に合うのか、炒め野菜に合うのか、煮込み料理向きなのか考えて、作ってみるだけ。

注意点があるとしたら、最初に炒めたほうがいいスパイスと、料理の最後に加えたほうがいいスパイスとがあることくらいでしょうか。

スパイスはお米にもよく合いますから、何か新しい料理というよりも、いつもの料理にプラスするだけ、と考えると、気楽に試してみることができます。

クミンを使った簡単料理のレシピ

最後に、クミンを使った料理「ジャガイモの炒め物」をご紹介します。どこにでもある食材に、クミンシードを加えるだけ。お酒のおつまみになりますし、肉料理のつけあわせにも良いものです。

材料(2~4人分)

ジャガイモ...300g

オリーブオイル...大さじ1

クミンシード...小さじ山盛り2

A ミント(粗切り)...大さじ山盛り2

A しし唐(小口切り)...2本

A 香菜(粗切り)...大さじ山盛り1

塩、こしょう...各適量

作り方

1.ジャガイモは皮をむき1センチの角切りにする。

2.フライパンにオリーブオイルとクミンシードを入れて中火にかけ、パチパチと弾けたら(約1分15秒)、ジャガイモを入れ、火が通るまで炒める。

3.Aを加え、塩、こしょうで味をととのえて器に盛る。

(『spice cafeのスパイス料理』P28より引用)

spice cafeのスパイス料理

spices via Shutterstock

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