アーユルヴェーダでは、消化できなかった食べ物(や感情)は毒素になり、それが溜まると病気になると考えられています。断食もしくはプチ断食も定番化したようですが、普段から、消化力に合わせた量をよく噛んで食べることがいちばんシンプルで効果的。とはいえ、お腹はいっぱいだけど、もうすこし食べたい、デザートは別腹......と、ついつい食べすぎてしまうことってありますよね。

そんなときは、つぎの食事を工夫してカラダをリセットするのがおすすめです。

消化力を取りもどす、リセット食のすすめ

前日の夜に食べ過ぎたら、朝は白湯だけにするか、消化のいい野菜スープにする。ランチがボリューミーだったり、おやつを食べ過ぎてしまったら、夕食を抜くか、いつもの半分くらいの量にする、など、きちんと消化できる質のものを少なめにとります。

いちばんのポイントは、お腹が空いたら食べること、規則正しく食事をとることですたとえば、朝食を7時、昼食を12時、夕食を19時にとると決めたら、毎日この時間に食べるようにします。もし、19時になってもお腹が空いていなければ、夕食はスキップ。空腹は感じるけれど、昼に食べすぎたなと思ったら、そのときの消化力を考えて、量と質に気を使います。注意したいのは、夕食を減らしたからといって、翌日の朝食をいつもより多めにしたり、食べ過ぎてしまったりすること。食事の量はいつでも腹6〜7分目を心がけましょう。とくに、朝は浄化の時間なので、いつでも軽めに腹5分目程度に食べるのが理想です。

また、お腹が空いていなかったとしても、「今食べないと食べる機会を逃してしまう」と、食いだめをしがちですが、私たち日本人は基本的に日々過食傾向にあります。1食くらい抜いても問題ありません。一方、もし昼食をきちんと食べ、さらにお腹が空いた、という場合にはおやつを食べましょう(アーユルヴェーダではおやつは完熟したフルーツがおすすめされています)。

ちなみに、スムージーが流行していますが、アーユルヴェーダ的には冷たい飲み物はおすすめできません。消化には、お腹のなかにあるアグニ(火)が必要と考えられていますが、冷たいものは、この火を消してしまうのです。スムージーであれば、ホットスムージーにしましょう。

fruits and milk via Shutterstock

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