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「映画っていいね」。楽しさを伝える大人の課外活動

2015/01/31 23:30 投稿

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テレビでは1月から新番組がはじまり、それぞれにお気に入りのものを見つけては楽しんでいると思います。ところで、そのテレビのリモコンには「字幕」や「音声切換」というボタンがあるのに気付いていたでしょうか?

「字幕」ボタンを押せば、日本語の番組でも日本語字幕付きで見ることができ、「音声切換」を押すと場面や状況の音声ガイドを聞くことができます(対応していない番組もあります)。これは耳が不自由な人が番組を楽しむうえでとても大事なツール。番組を字幕や音声ガイドつきで見られることで、健常者とともに楽しみを分かちあえるようになりました

これは「映像のバリアフリー化」と呼ばれています。

サンドウィッチマンの「笑いのバリアフリー化」

DVDでも日本語字幕付きの邦画は珍しくなくなりましたが、ほかのジャンルにはそうした取り組みがあまり広まっていません。そんななか、2007年の「Mー1グランプリ」優勝以降、さまざまな番組で活躍中の「サンドウィッチマン」は、3年まえから単独ライブのDVDに耳が不自由な人向けの日本語字幕をつけています。

2月4日に発売される、『サンドウィッチマンライブツアー2014』も、もちろん字幕入り。きっかけは、メンバーの伊達さんのお知り合いで聴覚障がい者のかたが「サンドウィッチマンのライブを見たい」と言ったことでした。しかし、言葉の勘違いで笑わせることの多いふたりの漫才やコントを字幕にしてだれもが笑えるようにする作業は毎回大変なようです。

映像の楽しさを分かちあう

こうした仕事をしているのは、字幕や音声ガイドについて学んだ言葉のプロたちですが、私たちもボランティアとして参加することができます。

その方法のひとつ、「NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター」の「おと見映画部」はモニター部員である耳が不自由な人の意見にあわせて作品ごとに最適な字幕を作り、映画を楽しむことをモットーに活動しているそうです。

また、「バリアフリー映画鑑賞推進団体 シティライツ」では目が不自由な人と晴眼者(目の見える人)が集まって、公開中の映画を映画館に一緒に見に行くイベント「シアター同行鑑賞会を行っています。

自分だけでなく、さまざまな人のこころを満たすこの活動は、経験を重ねた女性にこそふさわしいかもしれません。

[サンドウィッチマンライブツアー2014,NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター,バリアフリー映画鑑賞推進団体 シティライツ]

hot-cup-of-tea via Shutterstock

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