血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の量のこと。食後に血糖値が上がるのは、食べ物にふくまれる糖質が、消化・分解されてエネルギー源であるブドウ糖になり、小腸から吸収されて血液中に送りこまれるから。健康な人であれば、血糖値を調整するインスリンというホルモンが働くので、2時間程度でもとの血糖値に戻ります。
ところが、ごはんやパンなどの糖質が高い食べ物をいちどにたくさん摂ると、血糖値が急激に上がるため、ブドウ糖が消費されずにあまってしまいます。インスリンには、あまったブドウ糖を脂肪に変える働きもあるため、糖質の高い食事は脂肪をたくさんつくることにもつながるのです。
人気の食べる順番ダイエット、野菜が摂れないときは?そこで注目されているのが、「食べる順番ダイエット」。糖質が低く、食物繊維やクエン酸などの血糖値の上昇を抑える成分も含まれている野菜を先に食べると、血糖値の上昇がゆるやかになるのです。
とはいっても、忙しいとパンやおにぎりだけでランチをすませてしまうなど、なかなか野菜を摂れない場合もありますよね。そんなときは、野菜ジュースを食前に飲むのといいそう。「KAGOME」によると、こうすることで食後の血糖値の急激な上昇を抑えることができることがわかったそうです。
とくに、食事の30分まえに飲むと効果的なのだそう。でも、じゃがいもやさつまいも、とうもろこしなど、主食代わりになる野菜は糖質が高いので注意しましょう。また、塩分が多い野菜ジュースもあるので、飲みすぎには気をつけたほうがよさそうです。
[KAGOME]
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