昨日、NYは「スノーストーム警報」で1日、大騒ぎでした。
毎年大雪の降るNYですが、ビル・デ・ブラシオ市長も「今回の嵐はNY歴代ワーストのものになるだろう。けして軽く見ないように」と何度も繰りかえし、TVやラジオなどで報道されていました。
娘を学校へ向かいに行くと、明日は公立の学校は閉校になるとのこと。
朝から大雪でしたが、そんなに大変な雰囲気でもなかったので、娘と「雪が沢山降って、雪だるまがつくれるね！」など呑気に話しながら帰り道スーパーへ寄ったのですが、普段は客もまばらな時間帯にもかぎらず、レジは長蛇の列。
商品棚も今までにないくらい品薄で、列に並んでいると皆嵐の話一色だったので、これは本当に大変なことになるのかも......とだんだん焦りがでてきました。
夕飯後ニュースをチェックしていると「23時あたりから吹雪になる模様。その為23時以降一般車は運転禁止で、捕まった場合は300ドルの罰金」とのこと。でも窓から外を覗くと、雪は昼間にくらべると小降りで落ち着いた感じです。
そこでTwitterでStormを検索してみたのですが「これは嵐のまえの静けさだろうか」と沢山の人がつぶやいているではありませんか。
夕方の買い物のとき、すでに長蛇の列に並んでしまっていて、あまり買い物ができなかったので、万が一、2年前のサンディーのときのように数日停電したりなどしたら大変なことになるかも......と凄く不安になり、外が静かなうちにもう一度、買い出しに行くことにしました。
外へ出てみると、普段はまだ外食や買い物で賑わっている街は静まりかえり、いつも22時まで開いているスーパーも既に閉店しています。
幸運なことに24時間営業の大きい店が開いていたので、缶詰やパン、乾電池などを調達して急いで家に戻りました。
家に着くと、娘が、置き忘れてい私の携帯を片手に「携帯が救急車みたいに鳴ってた！」と言うのです。アメリカでも、緊急時に携帯に警報がなるんだ、と初めて知りました。
ベッド脇に懐中電灯などを置き眠りに着いたのですが、幸いなことに何事もなく穏やかに朝を迎えました。カーテンを開けると、外は眩しいくらい見事な雪景色！
娘は「ヤッタ！雪だるまがつくれるゾ！」と大喜びです。
午後になると雪も止み、太陽も出てきました。学校もお休みで大喜びの小さなニューヨーカー達は、色とりどりのソリを片手にプロスペクトパークへ。夕方には昨日の騒ぎが嘘だったかのようにいつもの活気が戻った街を見て、大雪に慣れている地元の人たちの逞しさを感じた今日1日でした。
