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つぎは38年後。今年12月22日はスペシャルな「朔旦冬至」を祝う 

2014/12/19 20:30 投稿

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みなさん、こんにちは。アストロ・コミュニケーターの景山えりかです。

12月22日(月)は二十四節気のひとつ「冬至」です。毎年かならずめぐってくる冬至ですが、ことしはかなり特別。なぜなら、冬至が旧暦11月(霜月)1日にあたるから。これは、ほぼ19年にいちどのめぐりあわせで「朔旦冬至(さくたんとうじ)」とよばれ、大変おめでたい日とされているのです。

冬至とは

冬至は、北半球では正午の太陽の高さが1年のうちでもっとも低くなり、昼がいちばん短い日。この日を境に日照時間が再びのびはじめることから、太陽が復活し自然界の生命力が回復する節目とされています。

世界各地でお祝いをする風習や行事が伝えられていますが、古代中国では、冬至が11月1日にピタリとかさなると、吉兆として盛大な儀式を行ったのだそう。日本では、中国から暦が伝わったときに朔旦冬至を祝う行事もいっしょに伝わり、奈良時代から江戸時代まで1000年以上にわたって宮中で祝賀行事がおこなわれていました。

つぎは38年後。ことしは朔旦冬至

19年に一度のめぐりあわせというだけで、かなりのレア感ですが、ことしが特別な理由はもうひとつあります。

前回の朔旦冬至はいまから19年前の1995年でした。ことしは2014年。ということは、次回は当然19年後の2033年だと思いますよね。しかし、2033年は暦(旧暦)をつくる従来のルールにあてはめることができず、なんと暦が成立しない年になります。というわけで次回、冬至と旧暦11月1日が同日になるのは38年後の2052年12月21日。だからことしの朔旦冬至が、より特別な日に思えてくるわけです。これはもう、お祝いしないわけにはいきません!

朔旦冬至を祝うには

家族や友人たちとパーティーを開くなど、イベントを企画するのも一案ですが、本来の「祝い」とは、幸福や健康を求めて呪術をおこなったり、身を清めたりすること。そこで、昔から伝わる風習を見直してみるのがおすすめです。日本では、冬至の日に柚子湯に入ったりカボチャを食べたりすると風邪をひかないといわれ、小豆粥を食べると邪気を払うといわれています。つまりこれらの風習こそ、祝うことに通じているのです。

暮らしに取りいれやすい風習をひとつでも実践して朔旦冬至をお祝いし、太陽の復活とともに自分自身もリフレッシュして、どうか良いお年をお迎えくださいね。

photo by Thinkstock/Getty Images

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