こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
ことしも1年の終わりが近づき、来年に向けての開運や恋の占いが気になりはじめる時期ですね。本来、愛されることも、愛を遠ざけることも、自分自身が在り方を変えていくことで、簡単におこります。そして、その在り方の中でも、恋愛において特に重要になるのが「他者にあなたを愛するチャンスを与える」ということなんですね。
どういうことかというと、私たちは普段、日常生活でたくさんの人と関わりますが、その関わったすべての人と親密になるのではなく、親密になるのは、そのキッカケがあった人だということがいえます。
今回は、相手に愛させるキッカケをつくって親密になるための3つのチャンスについて見ていきましょう。
●チャンスその1 「純粋な好意の発信」純粋な好意とは「この人いいな」と思ったときに相手にむけるくったくのない笑顔や「また会えて嬉しい!」と思ったときにそのまま言葉にして表現するなど、相手にたいして抱く「好きだ」という感情の表現です。
男性の多くが、こうしたライトな好意の感情をとても快く感じています。
好かれる、褒められる、喜ばれる、歓迎されるということは、男性にとっても安心して関われるきっかけになるんですね。そして、「会いたい」という特別感を想起させやすくなります。
いきなりお付き合いをしたいとか、結婚を考えて......となると、とたんに重くなってしまう愛情ですが、ただ純粋に「あなたがいる喜び」を表現してあげるだけで、重く迫るよりも、ぐっと心理的な距離感を近づけることができるのです。
●チャンスその2 「相手に話させる」相手に親近感を持たせるきっかけになるのが、じつは「相手自身に話させること」です。
口べたな人ほど、自分が上手に話さなければと焦ったりするのですが、これは逆効果。
人は本能的に「自分の想いや経験を肯定してくれる人」に対して、親密さを感じます。また「役に立てた」という自己重要感を感じることで、そのきっかけを与えてくれた人に対して「もっとしてあげたい」という保護本能が芽生えるのです。
たとえば、わからないことがあったときに相手に説明してもらって感謝する、相手の趣味や興味などを積極的に尋ねる、思いで話を聞いて共感するなど、あなたが質問し、相手が話す機会をつくってみましょう。
●チャンスその3 「ときには、ネガティブな部分にも同意を」人は完璧な相手にだけ、愛を感じるのではありません。
自分が苦しいときに正論でアドバイスされても、逆に責められているように感じてしまうこともありますが、そんなとき、「そういうのって苦しいよね、私もそうだもの」というように、ネガティブな部分に同意してもらうことで、安心感を感じられることもあるんですね。
ここでのポイントは、あくまで悪口を助長するのではなく「そう思うこともある」と、相手の気持ちを受けとめてあげることです。
弱音や欠点、できないこと、誰かを嫌ってしまうことは、誰しも本当はしたくないもの。だからこそ「人間だからそういうこともあるよね」と肯定されながら、かつ「自分も同じ」と同じ目線で物事を捉えてもらうことで、より深く気持ちを分かちあえた満足感を得られるようになります。
こうすると、だんだんと「この人は等身大の自分の味方になってくれる人だ」という信頼を育てることができます。
いかがでしたか?
あなたが他者に対して、ほんの少し親密になるきっかけをつくってあげることで、より「特別な相手」だと思ってもらえるようになります。これは、恋愛でも、人間関係でも同じです。
来年は、たくさんの素晴らしい愛を手にしていってくださいね。
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