NYの街は、感謝祭が終わった翌日からクリスマスのデコレーションで華やかになります。
アメリカではいつ頃から自宅にクリスマスツリーを飾るんだろう?と思って調べてみると、
特別決まりはないようでしたが、感謝祭の後の週末にツリーの準備を始める家庭が多いのだそう。
先週の日曜日はまさにその日で、しかもひさしぶりに晴天で気持ちのよい朝だったので、我が家も早速、ツリーを買いに出かけることにしました。この時期になると街のいたるところでモミの木の路面店が出るので、どこで買おうか迷います。1メートルくらいの小さなものから3メートルはある大きなもの、壁や天井に飾るリース、そして暖炉や窓回りを飾る枝までよりどりみどり。
ちょうど家の近所の教会の庭でオーガニックの店が出ていて、なんとも良い香りが漂っていたので、そこで選ぶことにしました。ツリーの他にも美味しそうなメイプルシロップなども売られていたりして、のどかで良い感じ。
ツリーを選ぶのは、ちょっとした出会いのようで面白いのです。娘はすぐにピッタリのものを見つけて「これにしよう!」と嬉しそうに言いました。
持ちかえるのは力持ちのお父さんの役目。この時期、こんな風にツリーを背負った姿をよく見かけます。おじいちゃんと孫らしき子供が、ヨイショ、ヨイショ、と運んでいたりしてとても微笑ましい風景です。
家に到着すると早速、クリスマスの飾りつけです。
先日、ステンドグラス・クッキーというオーナメント用のクッキーを娘と一緒に焼いてみました。
クッキーの生地にストローなどで穴を開けて、そこに砕いたキャンディーを入れてオーブンに入れると、キャンディーが上手い具合に溶けて、ステンドグラスのようになるのです。
そして窓の飾り用に、雪の結晶の切り絵もつくりました。家のなかは、モミの木の香りでとても良い香り! 飾りつけが終わると、娘はサンタに手紙を書きはじめました。
娘は、ちゃんとプレゼントが貰えるように良い子になるの、といってガハハと笑いました。
そして私は、クリスマスの絵本を読み終わった途端に眠りに落ちた娘の顔を眺めながら、
いつも十分に良い子だからだいじょうぶだよ〜、と思ったのでした。
もうすぐ1年も終わりですね。ことしも本当にあっという間でした。
皆さん、どうぞ素敵な年末をお過ごし下さいね!