クリスマスにふさわしい愛にあふれた物語が、フィンランドから届きました。『ひゃくおくまんのサンタクロース』(アノニマ・スタジオ)です。
「あたらしいサンタクロースの絵本」とキャッチコピーがつけられたこの本は、世界中の子どもたちがクリスマスプレゼントをもらえるワケに答える斬新な内容。日本人の作家、もたい ひろこさんのユニークなストーリーに、フィンランドのイラストレーター、マリカ・マイヤラさんが挿絵をつけた珠玉の1冊です。
サンタクロースの無償の愛原書の版元はトーヴェ・ヤンソンの『ムーミン』シリーズでおなじみのシュルツ社。この冬、フィンランドと日本で同時発売されました。北欧テイストのおしゃれな絵本として、クリスマスの贈り物にもぴったりです。
あらすじはこう。
むかしむかし、サンタクロースは子どもたちにプレゼントを配るためにひとりでがんばっていました。時が経ち、子どもの数もふえ、ひとりでは配りきれなくなったサンタクロースは、神様にお願いをして......。
(「アノニマ・スタジオ」より引用)
読後はサンタクロースの無償の愛を感じて、心がじんわりとあたたかくなることでしょう。
「サンタなんていない」なんて言いだした年頃の子どもたちに。「神様なんていない」そんな風に思って現実しか見ない大人たちに、ぜひ読んでほしい1冊です。
文/もたい ひろこ
絵/マリカ・マイヤラ
出版社:アノニマ・スタジオ
価格:1,500円(税抜)
全国書店にて好評発売中
(マイロハス編集部/下岸)