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おうち時間をあたたかく過ごす知恵

2014/11/15 23:30 投稿

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冬の寒さが厳しいドイツでは、毎年10月下旬頃になると暖房をつけはじめ、春先までの約半年間、ほぼ毎日お世話になります。それゆえ暖房コストの問題はドイツ人とって大きなテーマ。マイホーム購入や賃貸住宅探しの際に、かならず気にするポイントでもあります。 省エネ物件かどうか一目瞭然

buzer.de

そこで登場するのが「Energieausweis(エネルギー証明書)」。簡単に言うと、1平方メートルあたり年間に消費するエネルギー量をkWhで表示するもの。実際の証明書を見ると、それに関する知識がなくても視覚的に効率の良い物件なのか、そうでないのかがわかります。

そしてドイツでは今年5月から、この「エネルギー証明書」に関する新しいルールが改定、施行されました。これまでも、エネルギー証明書は存在していたものの、

【改定前】

購入または賃貸契約希望者に求められた場合のみ、オーナーはエネルギー効率を開示なければならない

【改定後】

オーナーは物件広告を出す時点で、もしくは遅くとも内見の日に、エネルギー効率を開示しなければならない

となったわけです。

省エネリフォームを後押し

人びとの反応はいたって冷静で、当然のことがようやくスタートした、といった感じです。けれど、オーナー側からは反対の声が多く上がっています。というのは、人びとのシビアな目にさらされることで、エネルギー消費量の高い物件を売却、賃貸することがいままで以上に困難になるから。けれどこれは政府側にとって、ある意味狙い通りの結果。

エネルギー証明書の目的のひとつは、オーナーが、所有物件のエネルギー消費量を知り、省エネに対する意識を持って、物件の省エネリフォームを行うよう促すこと。より目指すべき姿に近づき、今後ドイツにおいてエコ住宅が増えていくための、良い後押し材料になるのではないかと思います。

[EnEV-online , immowelt.de]

feet in wool socks via Shutterstock

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