最後に炎を見たのはいつですか? 生活になくてはならない火。しかし、現代の私たちの生活に「生の火」はほとんどありません。ろうそくに火を灯したときに流れる「緊張」と「弛緩」の二重奏。それは自分を見つめる時間のはじまりでもあります。
「和ろうそく」を知っていますか?トラさんとラッキーとアモーレ/桐箱に各1本:2,481円(税抜)
和ろうそくというと、生成りの地味なろうそくを想像する方も多いのでは? そもそも和ろうそくを知らない方も少なくないかも。「Haze(ヘイズ)」の和ろうそくは、何本か揃えて部屋に置いておくだけでも、嬉しくなるようなやさしいカラフルな色合い。コレクションは季節によって変わり、この秋はちょっと渋い茶やグレーがメインです。
麻炭和蝋燭 Rasen&Delight JasmineBodyworks×Haze size7:1,666円(税抜)
Hazeのメンバーは2012年から、独学で和ろうそく作りを始めたのだそう。現在はクラフト市や雑貨店などで和ろうそくの販売をすると同時に、和ろうそく作りのワークショップやキャンドルナイトを実施するなどの活動をしています。
Void (plane)/虚空/size2:300円、size5:380円、size5 two sets box:960円(すべて税抜)
いわゆるキャンドル(洋ろうそく)と和ろうそくの大きな違いは芯。和ろうそくの芯は丸めた和紙で、中の空洞を空気が通るので、風がなくても炎が揺らぐのが特徴です。耳を澄ますと、紙が燃える独特の音もします。揺らぐ炎を見つめ、耳を澄ましているだけで、そこには日常とはまったく違う時間が流れるようです。
ろうそくに火を灯すと、つい見つめてしまう。それは生き物としては当然の意識の働き。いっぽうで、炎の揺らぎは脳をリラックスさせるとも言われています。夜が長くなるこれからの季節、和ろうそくに火を灯して、そっとやさしく自分を見つめる時間を作ってみるのはいかがですか。
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