10月21日の夜中に見ごろだったオリオン座流星群は、月明かりなどの条件はよかったものの、都心はあいにくの空模様でした。じつは11月上旬にはおうし座流星群が活動しているのですが、流星の数が少ないのであきらめ気分が漂います。「次こそは、ぜひ流れ星をこの目で見たい!」と意気込む人におすすめなのが、もともと明るい流星が多い、しし座流星群です。 11月17日から18日にかけてが見頃

毎年この時期に地球が通過するテンペル・タットル彗星の通り道に残されていたちりが、地球の大気にとびこんで上空100km前後で発光して見えるのがしし座流星群です。

過去に何度も大出現が見られましたが、2001年以降は大きく目立った活動は見られませんでした。今年は月明かりの邪魔も少ないため、比較的観測しやすそうです。木星とともにしし座が昇る東の空を中心に流星が出現しますが、どの方向でも見ることができます。

【2014年しし座流星群の観測ポイント】
極大時刻:11月18日 AM7:00頃
見頃:11月17日から18日にかけて夜のあいだ中
見る方角:暗ければどの方角でも見える
出現個数:条件のよい場所では1時間当たり10個程度の予定

明るいものが多いので、目の錯覚かと疑うことなく、たとえ1個でも見応えのある流星群だと思います。夜空に雲がかからないことを祈るばかりです。

[AstroArts, 流星電波観測国際プロジェクト]

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