興味深いのは南アフリカ。特産のバオバブを使ったナチュラル美容が流行しているようです。
1.南アフリカ
「myself」によると、南アフリカでは伝統的に女性の顔に刻まれたシワや白髪は「経験を重ねてきた」象徴であり、ふくよかな体型は健康で生活に恵まれているとのシンボルでした。そのような女性は「ゴーゴー(南アフリカのズールー語でおばあちゃんの意)」と呼ばれ、みなから愛され、敬われる存在だったのです。
アンチエイジングの面では、ルイボスやバオバブをつかったナチュラルな方法が流行っているようです。
2.アジア
儒教の考えかたから、歳を重ねた年配女性は敬われるべき存在。そんな中国でもアンチエイジング市場は加熱しています。中国人女性は、「健康と美容は食事から」がモットーだといいます。はちみつ・砂糖・ミルクを練ったものを顔のマスクとして使用するとシワが和らぐなどの「家庭の知恵」的なものが流行るいっぽう、化粧業界世界第3位、年間26兆円のマーケットにまでに成長を遂げているといいます。
3.アメリカ
ときに母親と娘の見分けがつかないぐらいに若わかしい女性が多いアメリカ。60歳は「見た目50歳」、50歳は「見た目40歳」を理想としているといいます。ボトックスなどの美容整形で若さを手に入れる人もいるのが特徴。このトレンドに対して93%のアメリカ人女性は、外部による「若作りブーム」によりストレスが過熱しすぎて疲れるとコメントしています。
参考:「myself」
イメージがすべて、体型や髪型は「自己責任」と考えるアメリカ社会では、仕事・家族に並んで「良い外見」が成功者としての大きな社会的役割。キャリアにも影響を与える大事な要素とするのだとか。
国によってこんなにも美への意識や考え方が違うのは、ほんとうに興味深いです。しかしメディアの影響からか、美の意識がすこしずつ欧米基準に統一されてきているようにも思えます。
[myself]
happy-funny-senior-woman via Shutterstock
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