「セカンドブックアーチ」という言葉を聞いたことがありますか? 不要な本や、もう読まないけれど捨てられない本を地域のために役立てる活動を行っているNPO法人団体「セカンドブックアーチ」の取り組みは、いらなくなった本のリサイクルからさらに進み、知識やその面白さを伝える本は単なる消費物ではないという思いをベースとしたものです。
寄付された本を販売し、その収益を寄付
本を通して知識のリサイクルを行い、その収益を地域のために還元するシステムを持っています。現在、実際に行われているのは、寄付された本をバザーやインターネットなどで販売し、その収益を国内外の児童福祉団体に寄付するという活動。
本を寄付するとなると、その保存状態も気になりますが、「セカンドブックアーチ」では、カバーがなかったり、書き込みがあったり、多少の汚れやシミがある本でも、本が読める状態にあるものは問題なく引きとってくれるそう。そう聞けば、だれでも数冊は寄付できそうな本をすぐに用意できることに気づきます。
ワードロープの入れかえのついでに断捨離! と家のなかのものを整理する可能性も高いこの時期。処分してしまおうという本が出てきたら、捨ててしまう前にいま一度再考。それが誰かに読んで欲しいと思うような本であるなら、もしくは、誰かが必要とするかもしれない本であるなら、「セカントブックアーチ」を活用してみない手はありません。資源のリサイクルにプラスした知識のリサイクルは、誰もが簡単に参加できるシステムだと思います。
Vintage books via Shutterstock
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