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おとなの文化祭。甲斐みのり「コンフォート雑貨のある暮らし」

2014/09/18 22:00 投稿

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東京・多摩川の、秋の風物となりつつある「もみじ市」。今年は、9月27日(土)、28日(日)に行われます。2006年の11月に第1回目が開催されてから、今回で10回目となります。

会場は多摩川の河川敷。入場料はかかりません。お弁当を持ってピクニックがてら遊びに来ていただいても。

「もみじ市って?」と、はじめて耳にする方のためにも、あらためてのご紹介を。料理家、カフェ、陶芸家、布作家、音楽家、農家、イラストレーーター、エッセイスト、さまざまな形で「ものづくり」をおこなう作家が全国から集い、多摩川の河川敷の青空の下で、テントを張ったり屋台を組んだり、ディスプレイにも工夫を凝らしながら2日間だけのマーケットを開く、いわば「おとなの文化祭」。

2014年のもみじ市のテーマは「100人の個展」。100組のものづくり作家が大集合。

「カラフル」「末広がり」など、毎年設けられるテーマも注目どころ。今年のテーマは「100人の個展」。100組の作家たちが、個展を催す心意気で、ブースつくりに臨みます。作品や商品を作り手自身が販売しているので、そのモノが生まれるまでの物語りを直接聞くことができるのも、もみじ市ならでは。

物販だけでなく、子どもも一緒に参加できるワークショップや、音楽好きのお父さんも嬉しいライブがおこなわれたり、家族みんなで1日たっぷりお楽しみいただけます。

木工作家・西本良太さんのテーマは「WOOD FOOD MARKET」。木に手を加えて、食べものに見える作品が並ぶそう。

「アノダッテ」のジャム。パン屋もたくさん出店しているので、合わせてどうぞ。

「成城・城田工房」の、うずまきソーセージ。軽食からおやつまで、食べものも大充実。

「日光珈琲」はいつも大人気。河原の芝の上で飲むほかほかのコーヒーは格別。

主催しているのは、カフェ「手紙舎つつじヶ丘本店」、雑貨とカフェ「手紙舎 2nd STORY」、「手紙舎手芸店 trois」、3つの店を経営しながら、イベントの企画・運営、書籍の執筆と編集をおこなう手紙社を主体とするもみじ市実行委員会。私は、本つくりやイベントなど、さまざまな場面でお世話になっており、もみじ市への参加も5回目を数えます。

今回は「Loule 甲斐みのり」名義で「きょうどとじばさん」をテーマに出展(28日のみ)。旅することと、暮らしの道具が好きな私は、これまで日本各地のさまざまな土地を訪れ、地場産業・伝統工芸・郷土玩具に携わる方々にお会いしてきました。

ものづくりの現場を見学させてもらうたび、いつも敬虔な気持ちになります。職人さんはみな寡黙で、ただもくもくと手先を動かし、繊細な形や機能をつくり出します。日本に根付く美意識や技術、そしてそれを支えてきた土地と人。

郷土に根付く、道具や玩具、思いや物語を紹介できればと思います。12の地域(県)ごと、共同制作で作りあげたものを並べるので、自分にゆかりのある地域があるかどうか、ぜひ見にきてください。

こちらは私、Loule 甲斐みのりコーナーで販売する新作「こけしぼり」。日本の伝統的な手ぬぐいの模様「まめしぼり」×こけし。赤と青の2色あります。

それから、予約不要で「こけしに絵付けをしてみよう」という、ワークショップコーナーも用意しているので、こちらもぜひ体験いただければ。親子や友達同士でひとつのこけしを完成させていただくこともできます。

今から、晴れることを祈る毎日。(きっと)青空の下で、お待ちしております!

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