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9月8日は中秋の名月。人と人をつなぐお月見のちから

2014/09/05 19:30 投稿

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みなさん、こんにちは。アストロ・コミュニケーターの景山えりかです。

今年も、お月見シーズンがやってきました! 1年のうちでもっとも美しいといわれる「中秋の名月」は、9月8日(月)。そのため、今週末から名月の当日にかけて、全国各地で観月会やイベントが目白押しです! そのなかから、有名どころをピックアップしてご紹介しましょう。

風情あるお月見の会

向島百花園「月見の会」
9月7日(日)~9日(火)
創設210周年を迎えた向島百花園の、江戸時代から続く伝統行事。庭園の豊かな緑越しにそびえる、ライトアップされたスカイツリーにも注目です。

三溪園「観月会」
9月5日(金)~9日(火) 
日によって変わる音楽の調べ(筝曲、雅楽、琵琶、ジャズ、クラシック)が、名月の夜を盛り上げます。古建築のライトアップも見どころのひとつ。

住吉大社「観月祭」
9月8日(月)
大阪を代表する観月の祭典。反橋と名月が作り出す幻想的な風景は必見。住吉踊や舞楽が奉納される様子に、いにしえを感じます。

多賀大社「観月祭」
9月7日(日)
澄み渡る月光の下で、献詠された和歌・俳句が詠みあげられるほか、舞楽などが雅やかに奏上されます。

伊勢神宮「神宮観月会」
9月8日(月)
全国から献詠された短歌と俳句の秀作を、神宮の楽師が節をつけて詠み上げます。いにしえの人びとのお月見を疑似体験できる風雅な催し。

※開催時間や入場料金、アクセス等は、各リンク先をご参照ください。

人と人をつなぐ、お月見の魅力

お月見のルーツは、中国から伝わった名月鑑賞の風習だといわれています。平安時代には、風流を好んだ貴族たちのあいだで、月を愛でながら和歌を詠む観月の宴が催されました。いまでは、当時のスタイルを受けついだ伝統的な行事をはじめ、商業施設や観光地などでお月見イベントが多数開催されるようになりました。

千年以上の時を経てもなお、お月見が多くの人に支持され続けている理由は、月に人と人をつなぐ不思議な力があるからかもしれません。自分が見上げたその月を、きっとどこかで同じように見ている人がいます。

日本中の人が、たったひとつの存在を、同じ夜に眺めている。遠く離れた場所にいる誰かと、月を介して繋がっていく。そう思うと、中秋の名月を見上げる瞬間が待ち遠しくて、わくわくしてきます。

photo by Thinkstock/Getty Images

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