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ガイドブックに載っていない、ハートフルな世界旅行

2014/09/01 08:00 投稿

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「日本人の旅行はバカンスではなくストレスだ。」というのはドイツ人の言葉。初日はパリ、二日目バルセロナ、三日目ローマと毎日激しく移動する日本人の緻密な旅行プランは、海外の人たちにはなんとも理解しがたいそう。海外50か国を旅した若干29歳の会社代表、太田英基さんは著書「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない」のなかで、メジャーな観光ガイドでは知りえない世界の姿、日本人に行ってほしい場所を紹介しています。

そこで、著者の太田英基さんに印象的だった旅についてうかがいました。

エディンバラで見つけた、人生をつなぐベンチ

中世ヨーロッパに迷い込んだ気分になれる街、スコットランドのエディンバラへ着いたとき、ベンチの数が不自然に多いことが気になった、という太田さん。近寄ってみると、背もたれのところに「あなたが大好きなPRINCESS通り」と刻まれたプレートがあることに気が付きました。

これは「ベンチドネーション」という寄付のカタチで、故人の名前や思い出を刻んだベンチを寄付することで、故人の友人がそこで集ったり、新たな出会いが生まれたりする、人と人生を結び、つないでいく場所になっているのです。

ふとしたきっかけで、現地の人びとの素敵な慣習を見つける。そんな発見が旅の楽しさにつながります。

「ベスト・オブ・親切」はイラン

イランに入国するまで、紛争は大丈夫か、治安はどうなのかなど、そんなことばかり頭を巡っていた太田さん、実際には地図を片手にすれば現地の人が心配して道案内をしてくれ、バスの運転手にも行き先を代弁してくれ、バス賃まで払っておいてくれた、など行く先ざきで人びとに親切にしてもらい、太田さんにとっては、世界50か国を巡ったなかでいちばん親切にされた旅になったそう。

現地の人との交流がきっかけで、旅の印象ががらりと変わる。そんな体験も、自由な旅の醍醐味です。

英語を学ぶならフィリピン

語学留学先にフィリピンを選ぶというのは日本人にはなかなかない発想ですが、フィリピンは英語の発音がとてもキレイで聞きとりやすいうえに、毎日数時間のマンツーマンレッスンに3食と宿泊場所がついて月15万円程度と、英語を学ぶにはとても良い条件が揃っています。

留学先などを考えるときに、ちょっと選択肢を広げてみると、思いもよらない条件に恵まれるといったこともあるようです。

ほかにも太田さんの著書には、ここでは紹介しきれない多くの国でのできごとが記され、日本にいるとわからない、ガイドブックでも知りえないような世界の姿を知ることができます。それでも太田さんいわく「世界の1ミリにも過ぎない」わけですが。

太田さんは現在フィリピン留学を望む人と学ぶ場所をつなぐサイトを運営しています。のぞいてみると、新しい世界が待っているかもしれません。

[僕らはまだ、世界を1ミリも知らない , フィリピン留学の口コミ情報サイトSchool With]

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