アジアを中心とした幅広い地域に根付いている伝統の織物、イカット。さまざまな織りの技法を組みあわせることで幾何学文様を紡ぎだしていきます。一見なじみがないように思えますが、日本では、絣(かすり)と呼ばれているもの。
シンプルだから、毎日着られる
2012年にできたブランド「Translate(トランスレイト)」は、イカットのイメージを一新するような、シンプルで毎日着こなせる新しいファッションを提案しています。
インドでのイカット織の生産地は、おもに南部のアーンドラ・プラデーシュ州。Translateはイカット織の職人と協力して、直接職人とやり取りすることで職人の収入支援や伝統の技術を守る活動をしています。洗練されたデザインは、職人とデザイナーが試行錯誤を重ねた末にようやく生まれたもの。
ブランド・コンセプトのひとつに「性別や年齢を問わず、イカットを着こなす」ことがあります。インドのイカット織は基本的にビビッドな原色を 組みあわせたデザインが多いのですが、Translateの生地はモノトーンを基調としたシンプルなものが多く、ユニセックスなデザインが特徴。
現在はOGAANなどインド国内のハイクラスなセレクトショップで販売されているのみですが、今後はオンラインで海外からでも購入出来る様になるようです。
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