『タイムラプス「瀬戸内時間」』
瀬戸内の日の出からはじまる穏やかな湾の映像は、タイムプラス技法と言って、静止画像を一定の間隔を置きながら連続撮影し、それらを組み合わせて動画のように見せているのだそう。
舟が行きかう島の人たちの日常から、四つ手網のシルエットが浮かぶ日の暮れ、そして、満天の星空と輝く夜景を流れるように美しく見せてくれます。
今年は、瀬戸内海地域が日本初の国立公園に指定されて80年。地元では様々なイベントが行われるようです。
公式観光サイト「おかやま旅ネット」では「瀬戸内時間 ~海と島々を旅する7つのストーリー~」と題して、ご紹介した動画とともに、美しい風景と瀬戸内時間の中に暮らす7人が瀬戸内の魅力を紹介しています。7人は、瀬戸内海沿岸に生まれ育った人や、地元の観光や活性化のために働く人びとなのだそう。
私は、船に乗ってたずねる『犬島』ストーリーに惹かれました。ぶらぶらと島の小路を歩き、味のある佇まいの犬島精錬所美術館へ。この美術館は犬島に残る銅製錬所の遺構を保存・再生した、循環型社会を意識したプロジェクトなのだそう。
ひと休みに精錬所カフェで犬島島民レシピの『犬島ジンジャー』でのほほんとしたら、集落に点在するギャラリー犬島「家プロジェクト」をのんびり散策......。きっと、心が休まる休日になるだろうなぁ、なんて想像がふくらみました。