シルクロードのイスラム教徒たちが、旅の疲れを癒すために始めたといわれているのが「八宝茶」。「八宝」とは、大切なものがたくさんという意味で、旅先のいろんな食材でこのお茶を楽しんでいたといわれています。今も八宝茶に決まったブレンドはなく、茶葉を含めた8種類というのが基本。
ビタミン・ミネラル摂取ができる中国茶の「八宝茶」でよく使われているのが、「龍眼」「菊花」「サンザシ」「干しぶどう」「クコの実」「ナツメ」「陳皮」「氷砂糖」など。
8種類をブレンドすることで、疲労回復や貧血、胃腸にいいとされているものなど、漢方のいろんなエッセンスを一度に摂ることができます。これからの夏バテ対策や、風邪の予防に。また、ビタミンやミネラルも摂取できるので、美容にもプラスに働いてくれます。
華やかな見ためにうっとり器に直接、素材をいれてお湯を注いで飲むものなので、見ためも華やか。自宅でのおもてなしや、お呼ばれしたときの手みやげとしても喜ばれそうです。氷砂糖が入っている物を選べば、甘いデザートティーとしても。
決まったブレンドはないということなので、手元にあるドライフルーツやハーブなどを使って、作ってみるのも楽しいかもしれません。
floral-tea via Shutterstock
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