ニュージーランドの先住民であるマオリには「ロンゴア」と呼ばれる伝統医学があります。ロンゴアとはマオリ語で、NZ原生植物を使った薬草医学を意味していて、心と体とスピリットのすべての面から人間存在を見る、とてもホリスティックな医学です。
薬草医学の定番ハーブそのなかで使われる代表的ハーブのひとつ、カワカワ。
勝手に庭先に生えていたりする身近な植物ですが、日本への数少ない輸入元である「ホリスティックNZ」のサイトによると、カワカワは血液浄化作用をもち、腎臓機能を助けるのだそう。膵臓、肝臓を刺激し、全身の健康維持にも役立ちます。リュウマチや炎症を抑える効果もあるのだとか。
気持ちをリラックスさせる効果もその使い方はというと、マオリたちは傷や皮膚の病気に葉っぱで湿布したり、歯痛のときに葉を噛んだりするそうですが、一番手っ取り早いのはやはりハーブティー。生の葉を水出しでも煮出してもOKですし、ニュージーランドでは、ハーブショップに乾燥したものが売ってあります。
飲んでみると、少し舌先がしびれるような感じとさわやかな後味が口の中に広がりますよ。
気持ちを鎮める作用があるので、マオリたちはお葬式などの際、カワカワの枝で冠をつくり、頭にかぶるそうです。日本では、ホリスティックNZで購入することができます。
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