舞台は、近未来のロサンゼルス。他人の代わりに思いを伝える手紙を書く、代筆ライターのセオドアは、長年連れ添った妻と別れ、傷心の日々を送っていた。そんな時、スマホに組み込まれた人工知能OS「サマンサ」の個性的で魅力的な声に惹かれ、次第に"彼女"を真剣に愛するようになる、というストーリー。
ありえない! なのに共感できる人工知能との恋愛マシンのプログラムに恋する男の人なんて、なしでしょ、ちょっと偏ったタイプ?という偏見から入ったこちらの作品ですが、観終わるとむしろあり!の印象。2014年の現代ですら、「このあたりのカフェは?」とスマホに話しかけると、即座にマップで候補を教えてくれるのだから、近未来のAI(人工知能)ともなれば、メール履歴や保存しているデータから、いま寂しいかハッピーかを理解して、気の利いた対応をしてくれるのはまったく違和感のないこと。
AIとの付き合いが長くなれば2人だけのルールや思い出も増えて、ますます親密度が増していくし、恋人に求めることって、突き詰めると肉体よりも精神的な充足感かも......、なんて共感するところもあり。よりピュアな形のラブストーリーを観た気がします。
主人公セオドア役は『ザ・マスター』のホアキン・フェニックス。サマンサの声をスカーレット・ヨハンソンが担当。特にスカーレットは声だけの出演ながら、セオドアが彼女に恋してしまうのも納得の熱演です。
BEAMS T との限定コラボアイテムもこちらの映画とコラボレーションした限定アイテムを、BEAMS Tがリリース。スパイク・ジョーンズ監督本人が書き下ろしたオリジナルロゴとメッセージを乗せた、Tシャツ、スウェットパーカ、iPhoneケースが発売されました。
Tシャツ her × BEAMS T 4,000円+tax
スウェットパーカ her × BEAMS T 7,500円+tax
映画はもちろん、こちらのアイテムも気になります。
監督/脚本:スパイク・ジョーンズ
出演:ホアキン・フェニックス、スカーレット・ヨハンソン
原題:HER
6月28日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー
[BEAMS]
※コラボTシャツの詳細は「ビームス タイム」まで 03-3470-5501