そろそろ、色とりどりの夏野菜がスーパーに登場するころ。トマトやナス、パプリカなど鮮やかな色が目を引きますが、そんな夏野菜には、意外と知られていない選び方のコツがあるのだとか。
<葉菜類の場合>
色は新緑の緑、薄めを選ぶ
ほうれん草などの葉菜類を選ぶときは、葉の色が薄めのものを選ぶのがポイント。初夏の新緑に近い色がオススメ。
緑が濃いほうが、栄養価が高いような気がしますが、どちらかというと黒ずんだ葉の色の場合は、窒素の取りすぎによるもの。濃い色の野菜を茹でると、茹で汁がうす黄色に染まることがあります。健康な野菜は、茹でると緑がいっそう鮮やかに輝きます。
<果菜類の場合>
ヘタの形が均等で、しっかりしているるものを選ぶ
なす・トマト、ピーマンなど、果実の部分を食べる野菜を果菜類といいますが、見分けるポイントは、ヘタです。ヘタの形がどれも同じ大きさでしっかりしているものが、おいしい果菜類の条件です。
果菜類のヘタは、実が大きくなるときに、胎盤のような働きをします。養分や水分は、いったんヘタに入ってから、必要な分だけが実に配給され、余分な養分や水分は葉や茎に送り返されてしまうのです。元気に働いたヘタはしっかりしていて、フニャフニャしていないんですよ。
参照元:「おいしい野菜の見分け方(徳岡邦夫+西村和雄)」
正しい選び方を知って、食卓を豊かにしたいものです。
[色の薄い野菜が栄養満点!? 意外と知らない正しい野菜の選び方]
Fresh vegetables image via Shutterstock
(マイロハス編集部/下岸)