インドカレーといえば、バターや油分たっぷりの濃厚なカレーと巨大なナンを想像しますが、女性にとっては少々重たくカロリーも気になるところ。そのためかインドでは糖尿病患者が急増しており社会問題にもなっています。一見スリムに見える人でもおなかだけは見事に突きでていたりすることも多く、あの濃厚な料理が肥満や生活習慣病のひとつの原因にもなっているようです。
油分ひかえめでやさしい味つけ
健康面やカロリーは気になるけれど、それでも本場のカレーが食べたいという方にはインドカレーよりもネパールのカレーがおすすめ。使用する材料やスパイスはほとんど同じですが、バターやオイルたっぷりのインドカレーとはちがい、 ネパールカレーは油分が少なく、サラサラとしたスープ状になっておりやさしい味つけです。
ネパールではどこでも見かける代表的な定食、ダルバートは豆や野菜を使ったやさしい味のカレーとご飯がセットになっているもの。「ダル」が豆のカレー、「バート」はライスを意味しています。またディロと呼ばれるそば粉や雑穀を水でこねたものをライスの代わりに食べる事もあり、ネパール料理はスパイスをつかってはいますが日本人にも非常になじみ深い味です。
実は日本のインド料理店で働いているシェフの大半はネパール出身者。基本的に料理が上手で気配りができる国民性なので競争がきびしい日本の飲食業界でも活躍できるのかもしれません。日本ではインド料理の方が有名なのでネパール人シェフがインド料理を提供しているレストランが多いのが現状ですが、健康志向の高まるなか今後はネパールカレーにも要注目です。
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