フィレンツェからシエナの間にあるスタッジャ・セネーゼという小さな町。そこには、まるで童話の中から抜き出て来たような風格の、1400年代に建てられた「LA ROCCA DI STAGGIA(スタッジャ城塞)」があります。
今回訪れた目的は、「FALCONIERI PER UN GIORNO(1日だけの鷹匠)」というイベントに参加するため。AMICI DI ANACLETO(アナクレートの友達)のルーカさんとジュリアーナさんご夫婦が、メンフクロウ(イタリア語ではバルバジャンニ)やフクロウ、鷹を室内に放ち、希望すると専用の手袋を着用して留まらせるなど鳥たちと触れ合うことができるのです。
狭い室内を窮屈そうに飛ぶ姿に一瞬複雑な気持ちになったのですが、聞くと、こうしたイベントは月の間でも数日で、普段はシエナの広大な草原の中を飛び回っている方が多いとのことでホッ。
庭に出てみると、2羽の鷹がお城の周りを優雅に飛んでいる姿が見え、まさに中世の風景を見た気がしました。
その後、お城の中を巡るツアーがあり、お城の職員のグラツィアーノさんにガイドしていただきました。声を高揚させたり低めたり、なんだか劇場に来ている気分にさせてくれる魅力溢れるものでした。
次回のイベントは5月18日と25日の日曜日にあるとのこと。600年そこに存在し続けているお城のロマンを訪ねてみませんか。
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。