先日マイロハスでご紹介した第8回フェアトレードタウン国際会議では、ファッションショーも開催されました。ピープル・ツリーから、バングラデシュ、インド、ネパールのフェアトレードでつくられた服がたくさん登場しました。その一部をご紹介します。
こちらのワンピースやカーディガンはオフィスでも活躍しそう。
ギンガムチェックのシャツやプリントTシャツは男性向け。シンプルなデザインですが、カッティングにこだわりを感じます。竹とコットンの布地を生かしたステージが、演出に華を添えました。
ブータンのコットンと伝統技術が甦るプロジェクトファッションショーの終盤では、ブータン・チモン村のコットン生産者代表のペマ・ギャルボさんのスピーチが。ペマさんは、伝統衣装の「ゴ」を着てステージに上がり、ブータンのフェアトレード・オーガニックコットンプロジェクトの話をされました。
もちろん、ペマさんが着ている「ゴ」も、オーガニックコットンの手織りです。
ペマさんによると、近年ブータンではコットン栽培と手織りの技術がだんだんと衰退していったのだそうです。そこで、ナマケモノ倶楽部世話人の辻さんとペマさんが中心となり、オーガニックコットンプロジェクトが発足。コットン栽培と手織り技術を復活させ、雇用につなげることを目標に活動しています。
最後に、ブータンのオーガニックコットンで作られた衣装を着たモデルが登場。デザインと縫製は熊本のデザイン学校の学生たちが担当しました。
布の風合いと素朴な雰囲気を生かしながら都会的にデザインされた服は、これからのオーガニックコットンの明るい未来を感じさせました。
[ピープル・ツリー,ナマケモノ倶楽部]
(奥田景子)