主に海外の商品をあつかうフェアトレードのセレクトショップ「LOVE&SENSE(ラブアンドセンス」で、めずらしく日本の商品を見つけました。それが、東日本大震災で被災した東北を応援する「EAST LOOP(イースト・ループ)」というプロジェクトの商品たち。可愛らしいニットのアクセサリーやシュシュが目を引きます。
広がるフェアトレードの枠フェアトレードというと、海外への支援を思いうかべますが、最近は国内の復興支援にも積極的なのだそうです。フェアトレード団体が日本国内に目をむけはじめたのは震災後。「人を大切に思い、人をいかす」というフェアトレードの考えに基づき、支援をしています。
左:ニットシュシュ 右:花ブローチ
これまで途上国支援をしてきたラブアンドセンスは、スマトラ沖地震の経験から、災害の後に被災者の仕事が必要になると予期していたのだそうです。そのため、東日本大地震の1か月後には被災地に入り、5月に現地のNPO法人とパートナーシップを取って、被災地の女性たちとともに「EAST LOOP」の商品づくりをはじめました。そして、7月には商品の発売がスタートしたのだそう。
かわいくて魅力的なプロダクトは、「針仕事のぬくもりが伝わる商品」をつくる、宮古島在住の岩切エミさんのデザイン。温かみがあり、男女を問わずに着けられます。
ハートブローチ:840円(税別)
ハートラリエット:3,200円(税別)*2012年春限定品、現在販売終了
ニットシュシュ:1,470円(税別)
(奥田景子)