セミナーでは、「エフシージー総合研究所」の川上裕司さんから、免疫やハウスダストについて教えていただきました。ハウスダストというと、小さなほこりのようなイメージですが、ダニの死骸やフン、カビや食べ物カスこと。
高温多湿の日本では、ほとんどすべての家庭にダニがいるというので、これは他人事ではありません。花粉症で敏感になっている人 は反応しやすく、そうでなくても毎日の積み重ねなので、アレルギー性鼻炎の原因にもなるそうです。
きちんと掃除するのが一番の防御策アレルギーの原因となるダニ、その量は各家庭によって様々だそう。当然、きちんと掃除をしている部屋にはダニも少ないそうです。ただ、一番気になるのは毎日眠る寝具。ここは、ダニの温床とも言われているのです。そこで、川上さんに効果的な布団のお手入れ方法を教えていただきました。
理想的な布団の干し方・時間帯は10時~14時
・太陽が一番あたる部分をすべての面に均等にするため4回干し方を変える
・取り込んだら掃除機をかける(微細なゴミを取り除くものが効果的)
今回のセミナー参加者は、春先、夏、秋に、実際に寝具と寝室の床のごみを採取し、家庭のダニの実態調査に参加します。結果は、川上さんの論文で年内に発表されるそう。この研究により、平均的な家庭にどれだけアレルゲンが潜んでいるのかが分かります。
そのまえに、まず自分の布団を掃除することから始めようと思います。
[Dyson]
Maid making bed image via shutterstock