屋久島の森に蓄積された記憶を「香り」というカタチで取り出しています。
そんなメッセージとともに届けられる、小さなボトル。「Shima no Kioku」には、屋久島産の杉から抽出したエッセンシャルオイルが詰まっています。幹と枝葉からそれぞれ取りだされた香りは、異なる香りを放ちます。効能も違ってくるそうです。
幹の香りは、落ち着きを取りもどしたいときに。保湿作用や呼吸系トラブルを鎮める作用があるそうです。枝葉の香りは、リフレッシュしたいときや、気持ちをニュートラルにしたいときに。抗菌作用や、咳を和らげる作用があるようです。
どちらの香りにも免疫力を高める効果があるのだそう。
精油づくりは、森づくり屋久島の香りが、そばにあるものの価値を再発見したり、森と人の距離が少しでも縮まるきっかけとなれたらうれしいです。
とおっしゃるのは、「Shima no Kioku」を製造販売している「やわら香」取締役の渡辺優子さん。
日本のみならず、世界中で深刻となっている森林問題。森が伐採されつづけられる一方で、役目のない樹木が行き場を失っている土地もあります。そんな問題をかんがみながら生まれた、この「和のアロマ」。香りをとおして、森に目を向けることができます。
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(asami)