こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
これまで3000人以上の恋愛・結婚にまつわる相談を解決してきました。その中で、よく寄せられる悩みを例にあげ、「なぜか普通の幸せが手に入らないの......」と悩む女性たちに向け、その対処法を紹介していきます。
いいところまで行くのに恋が叶わない今回は「いいところまで行くのに、あと一歩のところで、相手の男性が他に恋人をつくってしまった」「仲良くなっても、男同士のような親友になってしまい、恋愛に発展しない」というご相談です。
このような結果になるとき、原因はさまざま存在しますが、比較的多いのが、「無意識に相手に合わせすぎている」、「相手に合わせていない」という、両極端な問題を抱えている場合です。
こうした「あと一歩が超えられないときの恋愛改善方法」についてお伝えしていきたいと思います。
改善方法は2通りあるあと一歩で恋愛がうまくいかない、相手の男性と心が通じ合わないというとき、次のふたつの可能性を考える必要があります。
(1)相手に合わせすぎている場合
ひとつは相手の男性に合わせすぎて、なんでもOKと言ってしまっている場合。相手の男性にとって都合の良い女性になってしまい、男性が女性に価値を感じられなくなる、というパターンです。
人は自分と同じ感覚を持っていたり、自分のことを肯定してくれる人に対しては、「この人は自分を受け容れてくれている」という安心感や信頼を感じることができます。
けれどもそのために、相手を受け容れることに必死になってしまうと、男性によっては「この女性は、何をしても自分のことを受け容れてくれるんだな」と勘違いをしてしまい、相手の女性に価値を感じられなくなることがあります。
「自分に合わせてくれることがとても嬉しいし、本当にありがたい」と感じてくれる男性であれば問題ないのですが、女性側が合わせすぎてしまうことで、尊重がなくなったり、「女性(異性)だ」という感覚が男性側になくなってしまうと、恋愛に発展しなくなってしまうんですね。
こうした場合は、相手と同調しすぎてしまうのではなく、自分の意志を持って発言してみたり、時には女性として意識してもらえるように振る舞ってみてもいいかもしれません。
(2)相手に合わせることをしていない場合
もうひとつは、相手に合わせないことで、自己主張の強い人だと思われてしまい、結果的に相手を疲れさせてしまっているというパターンです。
男性に対して、言いなりになってしまうのが怖いとか、従わせられるという感覚を持っていると、男性と関わるときに、自己主張や個性を発揮することを無意識にしてしまう、というパターンがあります。あるいは、受け容れてほしい、自分を理解してほしいという気持ちが強すぎると、自分でも気づかず「相手に自分を認めてもらうことばかりに集中してしまう」ということになりかねません。
こうなってしまうと、相手が受け容れてくれる余裕があるときはいいのですが、男性側に余裕がなくなったときは「この人といると疲れてしまう」と距離を置かれてしまうことになります。
こうしたときは、意識して相手に合わせるという視点を持ってみるとよいでしょう。相手のやりたいことや相手の状態を優先して都合を合わせたり、自分のことよりもケアすることを心がけてみたり、時には相手の好みの服装をしてみてもいいかもしれません。
相手に合わせるということは、自分を失うということではなく、新しい自分の側面を開花するということです。恐れずに一歩ゆずってみることで、純粋に喜んでもらえるということも多いのですね。
理想は「平等に与えあう関係」恋愛は、お互いに違う人間同士がするものだからこそ、互いに理解し合い、与え合うというバランスが大切です。
対等に与えあうという視点を持ちながら、素敵な関係をつくっていってくださいね。
Daydreaming image via Shutterstock
(斎藤芳乃)
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