ネイルのワークショップに参加してくださったみなさんと、指先の記念撮影。
10日ほど前、福島県郡山市の雑貨屋さんにお招きいただき、ネイルのワークショップを開催してきました。東京では立て続けに雪が積もり、季節はまだ冬ですが、指先は春色に飾られ、参加者みなさんにこにこ顔。指先がかわいらしく彩られると、気持ちも明るくなるものです。
左右の手の指を装い終えたところで、今度はお茶の時間。お茶菓子は、指先のネイルカラーに負けじと色とりどりで愛らしい「ゼリーのイエ」のゼリーです。
店頭ではもちろん好きなゼリーを選んで購入できますが、インターネットで購入の際には、
あらかじめセット組されたゼリーが届きます。そのときどきなにが届くか、それも楽しみのひとつ。
「ゼリーのイエ」は、福島県いわき市で1988年から続くゼリーの専門店。店には、朝9時の開店と同時にたくさんの人が訪れ、午後3時の閉店時間を待たずして品切れになることも。インターネット販売もおこなっていますが、注文受付を開始して数分後には完売していまうほどの人気。ご家族で、ひとつひとつ手作業で作っているので、一日にできる数に限りがあるのです。
ワークショップのお茶菓子のゼリー。ジャンケンに買った人から、好きな味を選びました。
私も子どもの頃、母親がゼラチンで作ってくれた手作りゼリーが大好きでしたが、「ゼリーのイエ」のゼリーは、優しくて素朴な母の味がします。
とはいえ、実際に食べてみたら分かりますが、どの味も家庭では簡単に真似できない手間がかけられています。
手間をかけて作られたゼリー。断面まで美しいのです。
ミルク、抹茶、豆乳黒ゴマ、カルピス、あずきムース、トロピカル、レモン、コーヒー、イチゴ、メロン、ブルーハワイ......いろいろな種類がありますが、それぞれ何層にも重ねられていたり、ゼリーの中にババロアが隠れていたり、そのババロアの中にさらにゼリーのかけらが閉じ込められていたり。見て味わって、ため息がこぼれる特別なゼリー。
私は10年以上前に京都の友人から贈りものにいただいて以来、大ファンに。主に東京や京都で「ゼリーのイエ」のゼリーが食べられる「ゼリーカフェ」なるイベントを開催させていただき、交流を持たせていただいています。
少し前になりますが、お店から届いた小包の中に、ゼリー同様、あっと声をあげてしまうすてきなものが同封されていました。それは、店頭で販売されているゼリーモチーフの雑貨たち。
上から見たゼリーや、横から見たゼリーがデザインモチーフのぽち袋や、ゼリーそのものと見間違うストラップにマグネット。
店頭販売の雑貨1。ゼリーのストラップとマグネット。再現力に感心。
店頭販売の雑貨2。ポチ袋。左は俯瞰(ふかん)で見たゼリーをデザインモチーフに。
店頭販売の雑貨3。書類ケースのように口を糸で留める封筒。
店頭販売の雑貨4。
ゼリーやケーキにさすこともできるピックキャンドルと、名刺サイズのメッセージカード。
使うのがなんだかもったいなくて、しばらくビニール袋に入れたままでいたのですが、福島から帰ってきた後の大雪の日、指先とともに心持ちも春色にしたくて、いっきにえいっとおろしました。
[ゼリーのイエ]
(甲斐みのり)