1月5日は寒の入り。ここから節分まで、冷え性には一段と辛い時期になります。そうでなくとも足が冷たくなりがち。湯たんぽや靴下の重ね履きに頼るのもいいけれど、そもそも冷えないカラダにしたいものです。そこで教えてもらったのが、"足首をまわすだけ"というシンプルな方法。
冷え性に効果的な「足首まわし」って?足首が硬いと、脚の血流が滞りやすくなるので、冷え性やむくみの原因に。実はそれだけでなく、骨盤の歪みにも関わるというのが、米国Rolf Institute公認アドバンスロルファーの小鹿有紀(おじかゆき)さん。
足はわたしたち人間の土台です。建物の土台が揺れをうまく逃がせないと、地震がきたときに倒壊してまう危険が高くなりますよね。足首が硬いと言うことは、それと同じこと。
つまり、足首が硬い状態だと、歩くときの地面からの衝撃がうまく足首を通り抜けられずに、足首より上にある膝、股関節、骨盤、背骨などに負担をかけてしまうというのです。股関節の硬さや、骨盤・背骨の歪みは、実は足首が原因かもしれません。
道具も不要! 足首まわしのやり方足首まわしのやり方はとってもシンプル。基本はただ足首をまわすだけ! 道具も必要なく時間もかからないので、さっそく今日からトライできます。
足首まわしのやり方
(1)片足を伸ばし、反対側の足を四の字にするようにかけて座る。(イスに座ってやってもOK!)
(2)反対側の手で、足の指と手の指をからめて握る。
(3)手で軽く足をひっぱりながら、ゆっくりまわす。前回しと後ろまわしを各回5回ずつ。終わったら反対側の足首も同じようにまわす。
足の力を抜いて手でひっぱるのが大事!いつやってもOKですが、お風呂の中だと温まりやすいのでおすすめです。グルグルと早くまわしてしまうと効果が薄れてしまうので、瓶に残ったジャムをきれいに取るようなイメージで丁寧にまわしてあげてください。
足首の硬さは、なかなか気づきにくいもの。はじめはびっくりするほど硬くて、きれいに円を書くようにはまわりません。まわしにくいところは行ったり来たりすると、少しなめらかになります。つい一生懸命になって足に力が入りがちですが、それはNG! 足首が伸びるようなイメージで手で引っ張りながらまわすことが大事だそうです。
足首をやわらかくすることは股関節や背骨にもいいということなので、姿勢や歩き姿もきれいになり、前向きな気持ちも手に入れられそうです。
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(杉本真奈美)