おせちで黒豆に添えられる「ちょろぎ」。名前も姿もユーモラスなちょろぎは、シソ科の植物の根っこにある「球根」。とても小さな野菜ですが、じつは愛好会もあるほど人気なのだそう。そんなちょろぎのトリビアをご紹介します。
●不老長寿を願う縁起物
中国では昔からよく食べられる食材で、長寿に効果が期待できるといわれ、漢字では「長老喜」と書きます。字面からも分かるように、縁起がよいとされ、おせち料理の食材になっているようです。
●脳を活性化する漢方薬
ボケ防止に良いといわれ、古くから漢方薬として重宝されてきました。また、オリゴ糖が多く含まれているため、腸内の善玉菌を増やす働きまであり、お正月の食べすぎ、飲みすぎにはぴったりだそう。ただ、カラダを冷やすとも言われているので、ほどよくいただくのがおすすめです。
●どうして黒豆に添えられるの?
「まめに働く」という意味がある「黒豆」と、長寿を願う「ちょろぎ」を合わせて、「まめに働けるように健康を願う」という願いが込められているそう。
おせちの中にちょろぎを見つけたら、由来を思いだしながら味わいたいなと思いました。
[きっと誰かに教えたくなる! 奇妙で愛くるしい、おせちの名脇役「ちょろぎ」の秘密]
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(マイロハス編集部)