実はインドの風水のほうが歴史が古く、中国風水の元になったともいわれているんです。インドでは風水のことを「ヴァーストゥ」といい、古代インドで考えだされた建築科学のこと。中国の風水と同じく、建物の方位や物の配置で吉兆を計ります。日本ではまだなじみが薄いものの、インドや欧米では建築に採用するケースも多く、ムンバイにある世界最高額レベルの家「ムケーシュ・アンバーニー邸」も、このインド風水を取り入れた設計となっています。
ヨガ好きにもおすすめこのインド風水の基本は、自然のルールに逆らわず調和して、自然からポジティブなエネルギーをたくさん取り込むこと。古代インドの医療分野の学問である「アーユルヴェーダ」とも深く関連しているので、アーユルヴェーダやヨガが好きな人ならきっと試してみたくなります。
簡単に試せるインド風水T・セルヴァ著『アーユルヴェーダ風水入門』の中で紹介されているインド風水のメソッドを幾つか見てみましょう。
・朝の日光は最もよいエネルギーを与えてくれる。朝日の差し込む北東の部屋には寝室を置かず、瞑想やヨガなどスピリチュアルな活動をするとよい。
・地軸の傾きの関係で北東から強い力が入る。安眠するなら北枕はNG。
・火の要素をもつ台所は南東がよく、そこで調理されたものを食べると家族が健康になる。
・アイビーなどのツル植物は、よいエネルギーを吸い取ってしまうので育ててはいけない。
・バジルを植えるのは吉。悪いエネルギーから家族を守り、虫除け効果もある。
お部屋の模様替えにインド風水を取り入れてみると、新年を快適にスタートできそうです。年末のお掃除ついでに試してみようと思います。
[アーユルヴェーダ風水入門―健康・富・幸せを引き寄せる インド風水学ヴァーストゥ・シャーストラ,Forbes]
photo by Thinkstock/Getty Images
(さとう葉)
コメント
コメントを書く