『セスキ炭酸ソーダ』とは、重曹と炭酸塩の中間物質。重曹よりアルカリ性が10倍強いため、油汚れ・皮脂や手あかなどのタンパク質汚れに強く、水にとても溶けやすいという性質を持っています。
そのため、水にセスキ炭酸ソーダを溶かしたセスキ水(汚れに応じて濃度1%~5%程度が目安)に使用済みの布ナプキンを一晩つけておくだけで、翌日タンパク汚れである血液がするりと落ちるんです。
皮脂汚れが気になるシャツの襟や手元の汚れにはセスキ水をスプレー容器に入れ、シュッとスプレーしてしばらくおいてからいつもどおりに洗濯すれば大抵の汚れはスッキリ落ちます。
というように、いままで洗濯には使っていましたが、その他レンジ周りやトイレ掃除にも大活躍するのだとか。
<レンジ周りの油汚れ>
セスキ水をスプレーし、拭き取る。落ちにくい汚れには濡らしたスポンジにセスキ炭酸ソーダをふりかけ、汚れにポンポンとのせてしばらく放置。その後拭き取る。
※五徳は長時間の放置すると変色することがあるため注意が必要です。
<トイレの汚れ>
便器にセスキ水をスプレーしてブラシなどでこする。黄ばんだ部分には少し水を含ませて塗布し、仕上げにクエン酸またはお酢で中和する。
合成洗剤などに比べ手肌にやさしいものですが、敏感肌や荒れやすい方は、直接は触らないように手袋をして使ったほうがよさそうです。またアルミ製品は変色してしまうため使用不可とのことです。
一年の溜まってしまった汚れには最強アイテム? セスキ炭酸ソーダを取り入れてすっきりと新年を迎えたいと思います。
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(マイロハス編集部・丸山)