(C) F. Badias / Cus
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クリスマスといえば、もみの木のクリスマスツリーの出番ですが、その発祥の地はフランス・アルザス地方の首都ストラスブール。また、「マルシェ・ド・ノエル」も、もとはストラスブールでスタートした伝統行事なのです。1570年にはすでに街の中心にあるノートルダム大聖堂(ユネスコ世界遺産)を囲うようにして、屋台小屋が集まっていました。
そんな4世紀もの歴史を経て、今年も11月29日〜12月31日まで、ストラスブールの「マルシェ・ド・ノエル」が賑わい始めました。
(C)strasbourg capital noel
(C) F. Badias / Cus
今年は、市内11か所に、約300もの丸太小屋が出店。そこで売られるものは、「クリスマスの伝統にかなったモノのみ」という決まりもあるそうです。
「マルシェ・ド・ノエル」の楽しみは、歩くたびにクリスマスのあの特別なワクワク気分を存分に味わえること。売られているものは、チーズ、はちみつ、ソーセージ、テリーヌ、フォアグラ、ワイン、ジャム、ジンジャーブレッドといったフランスの名産。また、体をポカポカ温めてくれるヴァン・ショ(温かいワイン)やショコラ・ショ(ホットチョコレート)の飲み物。時には、テラス席でイート・インできるタイプの小屋まで、実にさまざまなタイプがあります。お土産でついつい買いたくなるものには、クリスマスの雑貨やアルザスリネン、陶器などの顔ぶれもあります。
© G. Engel / Cus
© P. Bastien / Cus
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開催期間は12月31日まで。年末から始まる連休を利用してフランスへ行く予定のある人は、本場の雰囲気に触れられるチャンスです。
(下野真緒)